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ゲーム音楽これを聴け!

わたしは いだいな ぶとうか。 うわさでは すでで くまを たおしたことになっておる。 しかし じつは てつのつめを つかって いたのだよ。 わっはっは。 ゲーム音楽とプログレ、ジャズロックが中心。ドールも始めました。うちのドールが勝手にツイッターで呟いたりしてますので、そちらもよろしく。

 

谷山浩子『Amazonで変なもの売ってる』 

シンガーソングライター、谷山浩子さんの20年ぶりの新作小説『Amazonで変なもの売ってる』。もちろんAmazonでも売ってます(笑)

今年の8月頃に出てすぐに買ったのですが、まだ半分しか読んでません。なんて遅い読書スピードでしょう(笑)。まあその気になれば1時間で終わるし…なんて思っててずっと放置です。何やってんだ俺は。
で、途中なのにちょっと感想を。邪道も程ほどに、って感じですけど。

主人公は姉のミカルと妹のハルル。日本人です(笑)。谷山さん、素敵なネーミングですねえ。しかもこのネーミングについて、作品冒頭から説明があります。
女の子が欲しかった祖母は「美歌」という名前を用意していて、男の子が欲しかった祖父は「尊(タケル)」という名前を用意していた、と。で、女の子が生まれたので、祖父がゴネて「名前だけでも尊に」と言い出した。女の子に尊はおかしいでしょ、と突っ込まれて、じゃあ美歌と尊の間をとって「ミカル」はどうだ、と。
そばで聞いてたお母さんが「ミカル、かわいいかも」ということで、こんな名前になった。
なんかありそうでなさそうな、でもこんなやり取りあるだろうなあ、というこの身近な感じがいいですね。冒頭から飛ばしてます。

ミカルはネットショッピングが好きで、いつもAmazonのページを見て色々買ってしまいます。
カシマと同じですね(笑)へえ、こんなのあるんだ~、買っちゃえ!みたいなとこ、物凄く共感出来ます。まあ誰でもそんなことあるでしょうけどね。
で、ある時ふと、わけのわからない商品を見つけてしまいます。
商品名は「んぐぁをりhkの」。
ほんっとうに意味がわかりません(笑)浩子さん、バリバリでぶっちぎってます。
で、この商品、写真画像もピンボケで、おまけに商品説明が「回転数が倍になり、より効率的な作業が可能になりました。重さが違います。ご自宅ジャッとくつろぐ」という意味不明なもの。
説明途中で終わってるよ!怪しさ全開ですよ!こんな怪しい商品があったら誰も買わないよ!日本語のメチャクチャな海外サイトみたいです。でもミカルは買ってしまいます。
そして、クリックしたとたんに即行で家に届きます。そんなわけあるか!と思っても即行で届くのです。
さあもうここからは不思議な谷山ワールドの始まり始まり~、とばかりに浩子さんの世界観が爆発します。
モニターに現れた小さな扉からウサギが飛び出してきたり、絵描き歌のコックさん(6月6日に雨ざーざー降ってきて♪ってやつ)が実体化して「あいつ結構適当だからよ」とかかわいらしくない喋り方をしたり、謎のカスタマーサポートセンターにワープして奇妙なやりとりをしたり、不思議な世界をたくさん体験します。

ネットショッピングを題材にして、こんなに不思議で素敵で楽しい物語を描けるって、さすが浩子さんです。谷山さんの楽曲を聴きながら(例えば『心だけそばにいる ~HERE IN MY HEART~』とか)読むと、もう幸せいっぱい夢いっぱいです。
心ゆくまで、不思議でおかしな世界を堪能することが出来ます。
カシマは自分で小説も書いていますが、こういう不可思議で楽しい物語は出来ないので、すごい想像力だなあ、楽しいなあ、なんて思いながら読んでいます。
こんな素敵な小説、自分じゃ絶対書けませんって。私はどうしても殺伐としてしまうというか…。自分のその時の内面と、過去の思い出の良いものも悪いものもモロに出てしまうので、書いててつらいのがほとんどです。
だから、空想とか想像力のたくましいこういう小説に出会うと、本当に感心してしまいます。


さ、続き読もう~っと。

↓谷山浩子「カントリーガール」。ああ、癒されるなあ…。カシマはこういう世界観も好きなんですよ?(笑)


↓でもやっぱりカシマはこの「銀河通信」がいちばん好きです。ハマったきっかけもこの曲でしたので、谷山さんと言ったらもうこの曲です。


いいなあ、こういう世界観…。幻想の世界へ飛んでいってしまいたい時に、そばにあって欲しい音楽たちです。
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谷山浩子の20年ぶり新作小説『Amazonで変なもの売ってる』 

谷山浩子を知ったのは、10年以上前、ラジオで偶然聞いた『悲しみの時計少女』がきっかけだった。
当時聞いた時はあまりに面白かったのだが、録音していなかったことを後悔していた。のちに原作の小説があることを知って探し回るも、どうやら廃刊となっていたようで手に入れることは出来なかった。

いちばんに気にかかっていたのは、ラジオドラマが始まる時にかかっていたボーカル曲。
調べてみてもわからない。近所のCD屋に行ってみると、偶然、谷山浩子のCDをたくさん取り扱っていたけれど、どのCDに収録されているのかさっぱりわからない。
『ゆがんだ王国』というアルバムに「悲しみの時計少女」が入っているのを見つけて早速買ってみるも、これじゃなかった。「悲しみの時計少女」は確かにラジオドラマでも使用されていたが、自分が探しているのはこれじゃなかった。
もうひとつ買ったのは『眠れない夜のために』。このアルバムに収録されていた「銀河通信」を聞いて「これだ!」と思うも、あのラジオでかかっていたバージョンではなかった。
とにかく楽曲がわかったので今度はベスト版『白と黒』を買った。
…これだ!
ようやくたどり着いたのである。アルバム『冷たい水の中をきみと歩いていく』に収録されているバージョンだ。
しかし、楽曲はわかったが、ラジオドラマは聞くことが出来ず、原作小説が手に入らない。
ラジオドラマはCD化されておらず、原作小説は廃刊のようだった。

ネットの時代になってYoutubeで探して発見し、最初から聞いた。
あまりの感動でどうにかなりそうだった。
もっともっと知りたい。この作品のことを。

『悲しみの時計少女』は2010年に復刊しており、今では容易に手に入るようになった。
当然、買った。
読んでみると、ラジオドラマの出来がどれほど良かったか、あらためてわかった。
原作を改変することなく、谷山浩子の楽曲をふんだんに使用して、素晴らしいラジオドラマに仕上がっていたのだ。

↓ラジオドラマ『悲しみの時計少女』。ネット時代の良さというのはこういうところにある。


↓「銀河通信」のライブ映像。


また、谷山浩子のCD作品が2011年にいっせいに紙ジャケットでリリースされていることをつい最近知り、少しずつだが買っている。きっと全作揃えてしまうだろう。

そして8月7日。待望の新作小説が発売される。
タイトルは『Amazonで変なもの売ってる』。
谷山浩子の不可思議な世界がまた楽しめるのかと思うと、待ち遠しくて仕方がない。

9月10日には東京国際フォーラムでの40周年記念ライブのCDが発売される。
CD三枚+DVDつき。これも買うだろう。


谷山浩子の何が好きか?
声が好きである。この一点に尽きる。ラジオドラマで彼女の声を聞いたからこそ、ここまで好きになったのだろう。
もちろん、小説での文章の書き方も好きだ。彼女の作るメロディも好きだ。

しかし、一番は「声」である。
歌手は、見た目や歌の上手い下手、才能うんぬんなどどうでもいいのである。

声だ。



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待望の『メトロ2033』和訳版、発売! 

2011年2月1日、待ちに待った『メトロ2033』の和訳版上下巻が同時発売となりました。長かった…。刊行予定から半年以上経ってます。
ハードカバーで一冊1700円。もちろんAmazonでも購入出来ます。一般の書店だと探しづらいかも。私は新宿の紀伊國屋書店で買いましたが、一階の海外文学の棚の近く、海外エンターテイメントのあたりに平積みされて置いてありました。お近くの方はどうぞ。

まず、和訳が良い。ゲームのあの独特の雰囲気を損うことなく、簡潔に表現されています。一文も短く、だらだらと繋げていません。会話文でも改行を適度に行っており、非常に見やすい。余白を上手くとっていて、パッと見てわかりやすくなっています。訳者の小賀明子の技が光ります。
また、海外モノ特有の回りくどい表現も無く(例えば「私はそれに対する反対意見を持っていない」等)、読んでいて「今のどういう意味?」と、また戻って読み直すというようなこともありません。テンポよく読み進められます。
周りの状況や人物の格好などについては、あまり細かい描写はありません。単に「機関銃を持っていて」とか「自分より一回り年上の男」とか、それぐらいにとどめています。この辺りの細かい見た目については、ゲームをプレイしていればよりわかりやすくなるでしょう。
ゲームでは心理描写が難しく、小説では見た目等の描写が難しい。つまり、『メトロ2033』では、お互いが足りないところを上手く補っています。小説で心理描写に徹すればゲームが状況描写を補ってくれます。その逆も当然あります。従って、小説版では状況描写を抑え、ゲームに(というよりは読者に)委ねています。
あと、カバーの絵がゲームのビジュアルと違いすぎるので、探す時に余計にわかりづらくなっています。


ゲームにハマった人には是非オススメ。
海外では、すでに次回作『メトロ2034』が刊行され、それにともなってゲームの方も製作中だとか。プラットフォームは未定ですが、3D対応になるそうです。

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一條裕子りんの新作『阿房列車』 

ゆうこりん、とかいう年じゃあないにしろ、漫画家の中でも美人な一條さん(確か40歳くらい。仏女優のジュリーデルピーとあまり変わらない年齢であるが、関連性は無い)が、ウチダヒャッケンの原作を漫画化した。いわゆる鉄道紀行文というやつ。
無意味に各地を汽車でうろつき、別に観光するわけでもなく帰る。自分も似たようなことをしたことがあるので、気持ちはよくわかる。無目的にほっつくことの、なんと素晴らしいことか。
何も考えずぶらぶらするのは結構難しい、と言ったのは確か芥川龍之介だったか。
用事がないから外出してはいけないということにはならない、という言葉にハっと気がつく。
長崎ぶらぶら節って映画あったな。
まあ、たまには頭を空にしてほっつくのもいいもんである。

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墓場鬼太郎貸本まんが復刻版 

20080227184104
なんとなく買ってみた。なんていうか、怪奇。
伊藤潤二が好きならオススメ。
ヌメっとした雰囲気がよく出ていて、鬼太郎もひたすら不気味。ねずみ男もホントにただのねずみ。
妖怪たちに愛敬があって、人間もなんだか間抜け。
いやあ、なかなかおもしろい。

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日本妖怪大百科 

講談社から毎月25日に発売されている雑誌なのだが、これがかなりおもしろい。一冊600円。
一冊ごとに一つの題材を特集しており、様々な視点から妖怪たちを紹介している。例えばVol.1はカッパ。日本各地のカッパの名所やカッパ伝説、さらに付随して「水辺の妖怪たち」と題して水木しげる先生の絵による「濡れ女」や「遣ろか水」などを掲載、それらを解説している。
全ページオールカラーで見た目にもおもしろく、解説も丁寧で興味深い。カッパのミイラもカラー写真で掲載されている。
A4サイズに、わずか34ページという薄い書籍で、本屋で発見しにくいが、探しだして読む価値は十分ある。論文の資料とするには弱すぎるが、眺めるくらいなら飽きずに隅から隅まで楽しめる。
全10巻刊行予定。筆者は最終巻に最も期待している。「口裂け女と人面犬?都市伝説と現代妖怪?」というタイトルだから。

これまで刊行されているのは、「カッパと水辺の妖怪」、「鬼と里の妖怪」、「テングと野山の妖怪」、「神のような妖怪と七福神」、「ザシキワラシと屋敷の妖怪」、の計5冊。最新刊は2月25日発売の「人魚と海の妖怪」。人魚はおもしろい。海外にもそういった伝説はあるが、日本には独特の陰気なイメージがある。そこが興味深いところでもある。おそらく人魚のミイラなんかも写真付きで解説されると思う。
これからの刊行予定は、3/25「化け猫と動物の妖怪」4/25「幽霊と怨霊?呪われた世界?」5/25「八大地獄と黄水の国?異界・あの世めぐりの旅?」、そして最後に6/25「都市伝説と現代妖怪」である。
特に「都市伝説?」では、どういった写真を掲載するのか、誰が解説するのか、どんな人にインタビューするのか、水木サンはどんな発言をするのか、非常に楽しみだ。

「水木サンはベビーの頃から妖怪感度が抜群によかったんですわ!」(VOL.1のご本人へのインタビュー記事より抜粋。水木先生ご自身の発言より)
なんでベィビー?お元気そうでなによりだが。御年85歳になられたそうです。やっぱ妖怪だわ、この人。

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