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ゲーム音楽これを聴け!

わたしは いだいな ぶとうか。 うわさでは すでで くまを たおしたことになっておる。 しかし じつは てつのつめを つかって いたのだよ。 わっはっは。 ゲーム音楽とプログレ、ジャズロックが中心。ドールも始めました。うちのドールが勝手にツイッターで呟いたりしてますので、そちらもよろしく。

 

ゲーム音楽好きにオススメする日本のプログレ、ジャズロック 

ゲーム音楽好きにも色々な人がいます。

あくまでゲームをプレイした上で音楽”も”好き、という人。
ゲームをプレイしていなくても、そのメロディの魅力に取り付かれ、未プレイのゲームの音楽も好き、という人。

私の場合は後者です。
1つの音楽ジャンルとして、ゲーム音楽が好きです。
なので、ゲーム内容はさっぱり知らないものの、音楽は知っているというかなり妙なゲーム音楽ファンでもあります。

今回は、ゲーム音楽以外全く興味がない!!という人にとってはさほど興味を引かれないかなあ、と思います。
が、ゲーム音楽が好きな人はプログレの道に入る場合も多いと聞きます。
要は「どうだい、ぶぐだぐ~ん、プログレの道につきあわないっかあ~(アナゴさん風に)」
ということです。

プログレ?なんすか?という人はぜひ一度聴いてみて下さい。
ゲーム音楽の著名な作曲家たちも、プログレやジャズロックの影響は非常に大きいですし、プライベートでプログレやジャズロックバンド活動をしている方もいらっしゃいますので、ゲーム音楽との共通点も聴き取れるかと思います。



選んだバンドをちょっとだけ紹介します。ここの紹介を詳細にしてしまうとキリがないので、心苦しいですがほんとにちょっとだけ。ホントにキリ無く書けてしまうので。
ゲーム音楽とどう繋がっているかとかを簡単に。


まずトップバッターは魔方陣。いきなりマイナーなプログレバンドですが、ドラムが菅野詩朗さんです。
菅野さんは、待望の復活を遂げた中潟憲雄率いるアクアポリスの現ドラマー。源平ライブも行われましたが、そこで「真組曲源平討魔伝」のドラムを叩いていたのが菅野さんです。

お次は、ゲーム音楽も手がけている大山曜さんのアストゥーリアス。
大山さんはZIZZ STUDIOを通して多くのゲーム作品に楽曲を提供しています。また、それらのゲーム提供楽曲を自身のアルバムで取り上げることもあります。

お次は筆者も大好き、KENSO。
イタリアンなメロディと和風なメロディといいますか、どことなく郷愁を誘うメロディがありながらも、強烈なロックミュージックとなっているのが魅力です。
ゲーム音楽とのつながりは一切無いものの、リーダーの清水義央さんは、吉祥寺シルバーエレファントでのライブ(KENSOライブではなくてゲスト出演)でソーサリアンシリーズの楽曲を演奏したことがあります。音源化していないのが残念。

お次はMONGOL。
謎多きバンドですが、ここで参加しているギタリストが現アクアポリスのギタリスト、三苫裕文さん。源平ライブでガンガンにギターを弾いていたあの人です。

お次はMargaret Maggie。
進撃の巨人 -反撃の翼- ONLINEの音楽を担当しているそうです。またパズドラのTVCM曲を担当したことも。

お次は妖艶美人ヴァイオリニスト岸倫仔さん率いるLinn-Tetra。
こちらのバンドに在籍しているキーボーディストの中道勝彦さんは、探偵神宮寺三郎シリーズのサントラにも参加されています。
ここで紹介している楽曲はメロディが熱く、ヴァイオリンも大活躍です。アトリエシリーズの戦闘曲とかファルコム系が好きな人にも十分オススメ。

お次はMr.Sirius。
個人的にはKENSOとMr.Siriusが日本を代表する二大バンドだと思っています。
ボーカルが大木理紗さん。古くからゲーム音楽をアレンジ音源も含めて好きな方は、聞き覚えがあるでしょう。
ファイナルファンタジーのボーカルコレクションにて素晴らしいボーカルを担当していた、あの人です。

お次はPageant。
大木理紗さんがMr.Siriusより前に在籍していたバンド。
ここで紹介している「仮面の笑顔」の物悲しげなメロディは、PCE時期やスーファミ時期の伝奇モノゲームに似合いそうな雰囲気です。

お次はPochakaite Malko。ポチャカイテマルコ、と読みます。
このバンドの2ndアルバムのCD帯に、シャドウハーツで有名な弘田佳孝さんの解説が書いてあります。
また、ヴァイオリンにはアトリエシリーズ等に演奏者として参加している壺井彰久さんが在籍しています。

お次はYuka&Chronoship。
わかりやすくドラマティックなメロディで、ゲーム音楽に使われてもおかしくないような雰囲気があります。
ゲームと音楽との繋がりは無さそうです。

お次は小川真澄さん。
ソロアルバムを出していますが、プログレというよりかはポップなフュージョン系に近いかも。非常に聴きやすいです。
ゲーム音楽との繋がりは無さそうです。

お次は難波弘之さん率いるSENSE OF WONDER。
難波さんと言ったら、ファルコムのスーパーアレンジの達人ですね。あるいはセガサターンの『街』に参加していることで有名です。
SENSE OF WONDERは基本的には歌モノのバンドで、巷では、プログレというには単純でポップというには難解、というかなり微妙な評価がされているバンドです。
個人的にはそのさじ加減が絶妙で、凄く好きなバンドです。

お次は難波さんのソロアルバムより。RPGのプロローグみたいな音楽ですね。

お次はKennedy。
ギタドラ好きにはお馴染みの泉陸奥彦さんが在籍しているバンドです。
ここで紹介している楽曲「Twinkling Nasa」は昔出したアルバムに収録されていたものの再演奏バージョン。ライブ演奏バージョンに近いです。
メロディだけ聴くとメタルギア2ソリッドスネークっぽさを感じます。ZANZIBAR BREEZE大好き。

お次はGERALD。
基本的にはキーボードトリオプログレなので、パっと聴いた感じ桜庭統さんっぽい感じがするかも。
ボーカルものもやってますが、そっちは個人的に苦手。

お次はArs Nova。
女性キーボードプログレバンドです。女性、といってもなんかやたら妖艶さが漂うお姉さまな感じです。
紹介している楽曲「Ankh」は、RPGのボス戦闘曲みたいな雰囲気で、このままゲーム音楽に使えそう。ってかFFのボス曲にどうっすか?って感じ。

お次はAin Soph。アインソフ、と読みます。
パソコンやPCE時代かスーファミ時代のちょっと暗い世界観のRPGっぽい感じ。

お次はLu7。
キーボードを担当しているのは、梅垣ルナさん。タカラのチョロQやロックマンゼロシリーズでお馴染みの作曲家です。
ゲーム音楽以外にこんなバンド活動もされているので、ぜひチェックしてみて下さい。

お次は矢吹卓さん。
様々な方面でキーボーディスト、ピアニストとして参加されているので、もしかしたらゲーム音楽にも参加されてるかも。
お聴きの通り、ギタドラでの佐々木博史さんっぽい華麗なピアノが目立つロックインスト作品となっています。
ここでご紹介しているアルバムは『Modern World Symphony No.2』ですが、前作の『Modern World Symphony』の方が佐々木さんっぽいクラシカルな楽曲が多いので、個人的にはそちらの方がオススメ。

お次は金子飛鳥さん。ヴァイオリニストです。
プログレ、というくくりで語られることはあまり無い方です。プログレ、というよりはフュージョンとかニューエイジって言われちゃうのかなあ。
しかしながら、ヴァイオリン入りのプログレ、ジャズロック好きならオススメ出来る方です。ジャン・リュック・ポンティとかダリルウェイズウルフとか。
ゲーム音楽で言うと、最近のファンタジーRPG系とかファルコム系が好きならすんなり聴けるかと。

お次も金子飛鳥さんで、彼女の在籍しているバンドAdiです。
こちらもヴァイオリン入りのロックインストが好きならオススメ。

お次はVermilion Sands。
素朴なメロディと蝋山陽子さんの優しい歌声が響く、非常に素晴らしいバンドです。現在ではitunesでも手に入りますので、ぜひとも多くの方に、その全ての楽曲を聴いて欲しいです。
ほのぼのとしたアドベンチャーやRPGのゲーム音楽が好きならオススメ。例えばバンピートロットとか。

最後は桜庭さんのオリジナル作品を数曲。
ゲーム以外でも見事に桜庭節。テイルズオブなんたらとかヴァルキリーとかスターオーシャンに使われていても全然違和感ありません。ってか使われていてもわかりません(笑)

で、最後の2曲は中潟憲雄さん率いるアクアポリスの昔の音源と、難波弘之さんのジャズバンドA.P.Jのアルバム『Labirynthos』に収録された「Bloody Tears」を。
ってか最後はまんまゲーム音楽アレンジじゃねえか、というのはまあいいじゃないですか。
ゲーム音楽好きの間でも、あんまり知られていないと思うので。
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Category: プログレッシヴ・ロック

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インドネシアの伝説的プログレバンド「GIANT STEP」のCD『MARK-I』 

インドネシアプログレを知ったのはTohpati Ethnomissionをたまたまディスクユニオンで見かけて、何だかわからずに購入したのがきっかけ。それ以来、ちょこちょこ買ってました。
先の記事でも紹介しましたが、蝸牛の神託 蝸牛のゴタクというブログのおかげでインドネシアンプログレ&ジャズロックに面白いものがポコポコと見つかっています。
今回紹介するのは、インドネシアの70年代プログレ、GIANT STEPというバンドのアルバム『MARK-I』です。

まず、入手ルートをご紹介しておきます。
ってか、普通にアマゾンに売ってました。まだ在庫があったので運よく普通のCD値段で変えましたが、悪質なプレミア値段をつけられる可能性が高いのでそれ以外の正規ルートをご紹介しておきます。
まずは、今回のCDを発売している会社オフィス・サンビーニャ。ここの通販ページで購入可能です。
こちらの会社さんは、ワールドミュージックを輸入、販売している会社さんのようで、ブラジル音楽が主流っぽいですね。
特にプログレ専門店ではないのでお間違い無きよう。

お次はやはりワールドミュージックを専門に扱っているショップのEL SUR RECORDS(エル・スール・レコーズ)さん。
こちらもプログレ専門店というわけではありません。
実店舗は渋谷にあるようなので、都内在住の方は足を運ばれてみては。

なお、どちらのショップでもTohpati Ethnomissionの最新作『Mata Hati』は取り扱っているみたいですね。私はitunesで購入しましたが、CD媒体で欲しいという方はのぞいてみては。
ちなみに、当ブログで以前紹介したSoukmaのアルバム『Soukma』や、Indro Hardjodikoroのアルバム『Get Closer』も取り扱ってます。

さて、ようやくCDの中身についてなのですが。
輸入盤で日本語解説は無し。ブックレットはありますが、インドネシア語&それの英語訳ということで、頭がクラクラしてきます。
プラケースは安っぽくてガタガタ(うまく開かない)、印刷もこれすげえ安い家庭用プリンターじゃねえの?というくらい低品質です。いやあ、良いですねえ~、こういう現地臭さ!たまりません。
辺境プログレが好きな人で、たかがこんなことぐらいで文句言う人は、いません。慣れてますから(笑)
音楽については、なんというかプログレ…?とちょっと疑問。
プログレというよりはハードロック&ソフトロックという、硬軟どっちもありという欲張りなアルバムですね。
1曲目の「Child Hood And The Seabird」はもろに70年代ハードロックです。スピード感抜群の前奏から一気にぶっ飛ばしていく感じ!これよこれ!!ワァアオ!!という定番のシャウトもたまりませんね!!
ブリティッシュ・ロックな雰囲気バリバリですけど、なんか田舎臭い感じがするのがたまらない。しかも音質があまりよろしくない。テープ音源?荒々しさが前面に押し出されていて、私は好きですけどね。

↓これがその曲。


しかしながら、バリバリスピード感溢れるロックはなんとこれ1曲だけ!!え!?
あと9曲入ってるんですけど、ずっとソフト&向こうの歌謡曲みたいな楽曲ばっか……。
5曲目の「My Life」が9分以上ある歌謡プログレで、シンセのスペイシーな音とかなかなかよいです。
しかしもう、とにかく音が悪い!!かなり音がこもっちゃってて、もうちょいクリアな音源で聞きたいもんだな~。ノイズも凄いです。どういう音源なんだよこれ。テレビ音声からの録音とか…?

↓これが「My Life」。まあなかなか。


ということで、私的に聴き所は1曲目と5曲目だけかな~という感じ。
そんな血眼になって探すほどのアルバムではないと思います。
1曲目は凄く好きですけどねえ。目玉がそれだけっていうのはさすがに…。

↓その後のアルバムでの曲。1977年のアルバム『Kukuh Nan Teguh』の楽曲「Mekar」。
なんですかね、この妙ちきりんなメロディは…。演歌になりかけプログレ?って言ったらよいのか…。それっぽい音楽ではあるんですけど、所々気持ち悪いメロディなのがなんかクセになりそう(笑)
しかもジャケが凄いイヤ!ゴダイゴのニセモノバンドみたい。

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やけっぱちドラム爆裂!インドネシアのAnane The Evolution Ethnicのアルバム『Slebar Slebor』 

Discusでインドネシアンプログレ、ジャズロックに興味を持った方は多いかと思いますが、そんなあなたにご紹介したいのがAnane The Evolution Ethnicのアルバム『Slebar Slebor』。
ぶっちぎりで爆裂ヤケクソドラム!カオス度抜群でございます。
これもまた、先の記事でご紹介したブログ蝸牛の神託 蝸牛のゴタクを見ていて気に入ったバンドなんですが、いやあこれはヒドい(褒め言葉)!!
同ブログ内で詳しく紹介されているので、ブログ内検索でAnaneで検索してみて下さい。



ウチではこの音源の入手先をご紹介しておきます。
まずは配信ですが、残念ながら国内からはダウンロード出来ません。アメリカのitunesでは配信されているようですが…。
となるとCD媒体ですが、国内アマゾンでは無し。
ディスクユニオンでは取り扱っていたみたいです。ウェブ通販サイトで見てみた所、既に入手不可。中古が出るのを気長に待つか、各店舗を回って探すしかないですかねえ。
頼みのカケレコさんにも無かったです。
ワールドディスクさんにも無し。
むう…欲しいのお。

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インドネシア産、屈折!骨折!爆裂ジャズロックバンドLIGROのアルバム『Dictionary 2』 

インドネシアのプログレやジャズロックというと、ウチのブログではTohpatiさん率いるTohpati Ethnomissionやトリオ編成のTohpati Bertigaを紹介しましたが、またもや見つけてしまいました。
というのも、インドネシアにそもそもプログレシーンってあるの?という疑問がきっかけでサイトをいろいろ見て回ったんですね。
そこでなんと、インドネシアプログレやインディーズ音楽を専門に取り上げてるサイトさんがありまして、すっげえびっくりして興味深く拝見したところ、なかなか素晴らしいバンドがあったので急遽探して購入した、というわけです。
それが今回ご紹介するLIGROというバンドのアルバム『Dictionary 2』です。

そのインドネシアンプログレ、ジャズロック等を紹介しているサイトさんというのは蝸牛の神託 蝸牛のゴタクさんというサイト。
ここは物凄いです。インドネシアのプログレ事情に触れていまして、非常に興味深い内容です。
リンク先の記事の後半でLIGROが紹介されています。他にもウチで取り上げたことのあるTohpatiさんももちろんあります。

で、それぞれのバンドの演奏が聴けるようにYoutube動画も貼って下さっているのでとても便利。んでまあちょこちょこ聴いてみて、カシマ的に「お~ほほほイエー」なバンドが見つかったのでitunesで探して購入しました。
インドネシアのプログレやジャズロックは結構itunesで配信してくれてるので助かります。日本ともつながりが深い国ですが、CD媒体はなかなか手に入りにくいので、itunesが手っ取り早いです。





LIGROは今のところ、2と3しか配信されてないですね。
聴いていただくとわかりますが、耐性無い人にはオススメできかねます。
国内だと水野正敏さん、矢掘孝一さん、菅沼孝三さんのトリオバンド、FRAGILEとか、高嶋政宏さんも大好きな(笑)世界の吉田達也率いる是巨人とか、そっちの方行っちゃうようなああいう感じのアレな音楽が好きならすんなり楽しめるかと。

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日本プログレの伝説的名盤『観世音』 

ディスクユニオンをふらりと巡っておりましたら、偶然発見したアルバム。
真っ黒に金色っぽい文字で『観世音』と書かれており、帯を見ますと
「ファーイースト・ファミリー・バンドの深草アキが結成した~」
という文句があって、それが大きな購入のきっかけとなりました。

ファーイースト・ファミリー・バンドというのは宮下文夫(後に富実夫)を中心として結成され、活動していたプログレバンド。
宮下富実夫さんは、アニメ『火の鳥』(監督:りんたろう)シリーズの音楽をてがけたり、ヒーリングミュージックの大家として活躍された人物。そして同じく、ヒーリングミュージックの第一人者である喜太郎も在籍していたバンドです。
このバンドの特色としては、シンセサイザー+フォーク+ロックに日本語歌詞をのせた、東洋の神秘的なサウンドですかね。
アルバム『地球空洞説』が好きでよく聴いてました。
そこに在籍していたベーシストが深草アキさん。なので、ファーイースト・ファミリーバンドのようなサウンドを期待して購入したわけです。

聞いてみると、失礼な言い方かもしれませんが予想以上にロックでした。和楽器を使って和風なメロディのフォークなサウンドなのですが、ロックしてます。初期四人囃子ほどの激烈なロックではないですが、なかなかにハードでテンポの良い楽曲を聞かせてくれます。
1曲目に収録されている「横笛」からして、既にかっこいい。静かな雨と落雷の音が響いたかと思うと、ジャズロックな性急なリズムと、和風のようなブランドXのような、独特のメロディを持ったベースがうねります。
これだけ聞くと和風ジャズロックバンド?と思ってしまいそうです。

そして2曲目の「空の上」が非常に素晴らしい。これは吉祥寺シルバーエレファントでのライブ音源だそうですが、これを聴くだけでもこのアルバムは買う価値があります。カセットテープの音源からということで音質はあまりよろしくはないのですが、その迫力は伝わってきます。音質の悪さなどどうでもよいくらい、素晴らしい。
渋い尺八の響きと鼓の音、そこにスペイシーなシンセが重なり、結構な重さのドラムがドドンと打ち鳴らされると、ギターがかき鳴らされて長い道のりのスタートを告げます。14分54秒ありますので、お覚悟を。
この楽曲は和風ハード・フォーク?と言ったらいいんでしょうか。ファーイースト・ファミリー・バンドっぽさはあるんですけど、もっとハードです。しかしながら横笛が響いたり鼓が鳴っていたり、非常に独特な音の世界です。
和風なバンド、などというと外人から見た歪な日本を演出したかのような、とりあえず和楽器入れて演奏すりゃ和風だろ、というようなバンドが山のようにおりますが、観世音はもっと深淵なものを感じます。
伝統芸能の持つ幽玄なる世界観とお祭り的なロックのノリとが合わさって、高尚な雰囲気と下世話な雰囲気とが入り混じっているというか。

3曲目「雪友幕」は、ハード歌謡?ですかね。ギターの泣き具合がなんとも歌謡曲っぽくて、歌謡プログレ好きにはたまらないメロディです。傑作。

4曲目はスタジオ録音版の「空の上」。
ライブバージョンよりはちょっと軽い感じで、歌謡曲度が高いです。ちょっとキワモノっぽさがあって、歌の下手ウマさと素朴すぎるシンセの寂しげな音色がなんともフォークな雰囲気。和みます。
しかしながら、前半の小川のせせらぎみたいな音とかししおどしのカコ~ンという音とか、そういう余計な和モノ演出が邪魔くさいです。いかにも、日本です!と強調しすぎてるような。
それが終ってカオスなドラム連打とシンセのピコピコした音が入ってくるのは面白いんですけどね。そこからようやくメインのメロディに入っていくんですが、う~ん……。とにかくボーカルの弱さが…アレです。
ライブバージョンの方がこれぞ日本のプログレじゃああああ!という感じで好きですね。

5曲目は「通りゃんせ」。と~りゃんせ~と~りゃんせ~…って、これまんまわらべうたの通りゃんせじゃねえか!!と、ちょっとびっくり。和風アコースティック&女性ボーカルにアレンジされてます。もちろんスペイシーなシンセも。
う~ん、これもここまで和モノを押し出しちゃうとなんか違うよな~という気持ちにもなってしまいますが、なかなか良いです。

というわけで、個人的には1~3曲目が重要で、4,5曲目はおまけな感じ。

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マンダラバンド、2017年最新リマスター版を聴く 

マンダラバンドの曼荼羅組曲を買うのはこれで3度目です。プログレ野郎ならよくあることですね。多い人だと5~6回目ぐらいですかね。
プログレって一体何回出すんだよというぐらい出すのですが、その度に買ってしまうのがプログレ野郎の性(さが)!
とはいえそう何度も出なかったり未だにレコードでしか聴けなかったりというのが多いのもまた事実。
でも、レコードからせっかくデジタルリマスター紙ジャケCD化!とか言って出たのに、その後いつまでたってももう一度再発しないプログレアルバムもありますしね。そうなったら困るから買っちゃうんですけどね。

まず、2010年のリミックス&リマスター盤と違うのか?というのが一番気になる所だと思います。
結論を言うと、違います。つまり、1992年のCD化の際の音源に戻ったということですね。めでたい!

さて、早速今回のリマスターはどうかしら?と聴いてみたのですが、印象は全然変わりません。それなりの良いオーディオ環境で聞くと違ってくるんでしょうけど、パソコンで聴く分には特に変化はないかなあ、といった所。ちょっと音が綺麗になったかな?気のせい?
残念ながら私はレコード盤を聴いたことがないのでそれとの比較は出来ないのですが、1992年の初CD化音源と聞き比べると一緒かなあ。
ただし、楽曲の切り方(次のトラックに移るタイミング、というか)が異なります。初CD化の際は1曲目が7分46秒だったものが、今回は8分4秒に変わっています。
楽曲の長さだけみると2010年に発売されたリミックス盤と同じに思えてしまいますが、そんなことはありませんのでご安心を。ただ単に切りどころを変えただけのことです。

ちなみに、2010年に発売された『マンダラバンドⅠ』となっているものは、輸入盤で2枚組みの『Ressurection Mandalaband Ⅰ&Ⅱ』と同内容の国内盤で、1のみの収録。
ジャケはかつてのレコードジャケットを再現していますが、内容はリミックス盤なので前奏からして全く違いますし、音のバランスがだいぶ異なります。これが結構不評だったようです。レコードの時代から大好きだった人にとっては、かなりのショックだったでしょうね。

私個人としては、2010年のリミックス盤よりも、やはり初CD化の際の音源の方が好きなので、今回のリマスターは非常に嬉しいです。

Category: プログレッシヴ・ロック

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