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ゲーム音楽これを聴け!

わたしは いだいな ぶとうか。 うわさでは すでで くまを たおしたことになっておる。 しかし じつは てつのつめを つかって いたのだよ。 わっはっは。 ゲーム音楽とプログレ、ジャズロックが中心。ドールも始めました。うちのドールが勝手にツイッターで呟いたりしてますので、そちらもよろしく。

 

THE NEW TONY WILLIAMS LIFETIMEのライブ音源『LIVE AT THE VILLAGE GATE』 

先に輸入盤で発売されていたものの日本盤を購入。輸入盤の方は持ってないのでわかりませんが、帯を見る限りニューマスター使用とのことなので、そっちよりも音質は多少は良くなってるかもしれません。

FMラジオの番組用として録音された音源とのことで、保存されていたオリジナルマスターを使用しているようですが、それにしても音質は厳しいものがあります。
しかしながら、この演奏の凄さ…!!なんと言ってもメンバーがトニー・ウィリアムスにホールズワースにトニー・ニュートンにアラン・パスカ。つまりはアルバム『Believe It』の録音メンバーでのライブ音源ですから、貴重も貴重、超貴重音源です。

私も大好き、ホールズワースもよく演奏していた「Proto-Cosmos」なんてもう、これ完全にロックだろ!という感じ。でもロックじゃないんだな~。かといってジャズでもない。
けどRed Alertは完全にハードロック化してますね。でもハードロックの連中がやる音楽とは明らかに違う。
なんと言えばいいんでしょうかね、こういう音楽は…。いいか、なんと名づけなくても。
とにかく素晴らしい白熱の演奏があれば、ね。

徹頭徹尾、ホールズワースのギターがぶっちぎりで炸裂しまくりです。ソロアルバムでの演奏とはえらい違い。この頃のホールズワースが好きな人には後年の作品はかなり物足りなく思ってたんじゃないかなあ、と思いますけどどうなんでしょう。
私は後年の方が好きですけどね。知ったのが遅かったせいもありますけど。
要は轟音で弾きまくりっていうのに飽きたのかもしれませんね。

収録曲はこちら。
・Mr.Spock
・Proto-Cosmos
・Fred
・Wildlife
・Red Alert

1曲目にクレジットされている「Intro By Les Davis」はそのタイトル通りライブの司会者レス・デイヴィスの音声(みんな、すげえバンドを紹介するぜ!的な)なので曲じゃないです。

で、いきなり全開ぶっちぎりのMr.Spockでスタート。ホールズワースの曲ですが、かなりロックです。ロックですが、ギターソロが変態すぎてフリー系な感じもします。ってかアルバムだと全然こんな曲じゃなかったぞ…(笑)
でもこの曲、かなり音質悪いです。

続くProto-Cosmosも開幕からぶっちぎり。トニー・ウィリアムスどんだけ叩くんだよ!ってぐらいひっぱたきまくりです。もうドカドカうるさいうるさい!!それに負けずホールズワースも、他作品と比べてもとんでもないぐらい弾きまくり、弾き倒し!!それが延々と続くのだからたまりません…というか、聴いてて疲れる(笑)
聴くほうも体力入りますね、このライブアルバムは。
で、この曲はわりと音質良さげです。ってか曲によって音質にかなりバラつきがありますねえ。マスターテープの保存状態の問題だったのかも。

お次のFredは冒頭2分くらいトコトコと静かにドラム演奏。それがいきなりシンバルぶちかましてフルスロットル全速力でスタート。
今の静かな演奏なんだったの?って思っちゃうんですけど(笑)
この曲はアルバム収録バージョンとそんなに変わってないんですが、とにかく速い速い!!テンポが狂ってるぐらい速いです。え、これってなんか速まわしして収録してないよね…?ってぐらい速いです。なんだこの速さは。

お次のWildlifeでやっと一息つける感じです。ってかこの曲も十分凄いのですが、他がインパクトありすぎてこれが休憩時間みたいに思えます(笑)

最後にRed Alertですが、あれだけぶちギレた演奏しといてまだやるか!!というぐらい驚愕の演奏です。
これはもうハードロック化しとる…。
こういう音楽だとよくジェフ・ベックが引き合いに出されますが、明らかに異質です。比べられるものではないですね。ジェフ・ベックのやってた音楽とは全く違う。どっちが上手いとか良いとか、無いです。だって違いすぎるのですから。
個人的にはもちろんホールズワースの方が好きですので、楽曲の緊迫感とか迫力とかはこちらの方が上だと思います。だって聴いてて疲れるんだもの(笑)
甘さとかゆるさとか、一切無いです。真剣そのもの。よくギターバトルとかベースバトルとか、バトルと名前をつけますけど、これこそが本当の音楽上のバトルと名づけられるものなのではないか?と思います。
だってホールズワースとトニー・ウィリアムスとトニー・ニュートンとアラン・パスカが戦ってるようにしか聴こえないんですから。
喧嘩してる?え?大丈夫?ってぐらい、物凄いです。

年代的には、この音源のライブの前にソフトマシーンのライブがあって『SWITERLAND 1974』っていうタイトルでCD化してますけど、それと聴き比べると一目瞭然。あまりに違いすぎて笑ってしまいます。
ホールズワース先生に何があったの!?ってぐらい。なんかヤなことあったの?と(笑)
ソフトマシーンのライブだともうちょっと大人しかったけど…?ん?え?どうしたの?
トニー・ウィリアムスはまあライブだとこんな感じなので特に大きな驚きはなかったのですが(いや、それでも聴いててのけぞりますが)、ホールズワース先生が特にぶちぎれてます。ホールズワース音源は結構色々聴いてきましたが、ここまでぶっちぎりでヒドい(褒めてます)演奏は珍しい、というか無いのではないか、と。
音質が荒い分、演奏の荒さが際立っていて余計に荒々しく聞こえてしまうのかも。キング・クリムゾンのアースバウンドも音質がヒドいことで有名ですが、逆にあの荒さがたまらない、というのと同じですね。

音質の悪ささえなければ…。もっと綺麗な音で聞きたい!というのが本音ですが、しかし良い演奏の前ではそんなものは関係ありません。
この貴重な音源、ファンならずとも手に入れて聴いてもらいたいものです。

マジでヤバい音楽って何?と聞かれたらだまってこれを差し出しましょう。あとアースバウンドもセットで(笑)

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Category: ジャズロック、フュージョン

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アラン・ホールズワース関連作品が一挙6作品、6月6日に発売 

6作品が6月6日って、なんか不吉な感じの数字が揃ってますが、まあそれはともかく。

・『ライヴ・イン・ジャパン1984』(いわゆるI.O.U.LIVE)-SHM-CD仕様。リマスターの記載無し。

・『LIVE AT THE VILLAGE GATE』(ニュートニーウィリアムスライフタイム)-デジタルリマスター。SHM-CDの記載無し。

・『ABRACADABRA』(ソフトワークス)-ボーナストラック2曲追加。SHM-CD、リマスターの記載無し。

・『LIVE IN SWITZERLAND 1974』(ソフトマシーン)-新たに日本盤用にリマスター&国内盤新装ジャケ。SHM-CDの記載無し。

・『FORTY REASONS』(チャド・ワッカーマンのソロ作)-リマスターおよびSHM-CDの記載無し。

・『THE VIEW』(チャド・ワッカーマンのソロ作)-リマスターおよびSHM-CDの記載無し。


それぞれ輸入盤等で既に発売されているものですが、全て紙ジャケ仕様で発売とのこと。
『I.O.U.LIVE』と『LIVE AT THE VILLAGE GATE』は持ってなかったので買おうかと。あとは持ってるのでどうしようかな~という感じですね。
とか言って買っちゃうんでしょうけど。

発売元のヴィヴィッドサウンドのサイトを見た限りでは、全て紙ジャケット仕様ではあるのですが、それぞれSHM-CD仕様だったりリマスターされてたり、あるいは単なるリイシューだったりと様々。
記載が無いだけで全てデジタルリマスター&SHM-CD仕様なのかもしれませんが、それは買ってみないとわかりませんね。
う~ん、結局全部買っちゃうかも(笑)

個人的にはチャドのソロアルバム再発は嬉しいですね。この2作、チャドのソロとか言っといて完全にホールズワースのソロと言ってもおかしくない出来です。それだけチャドの音楽的嗜好がホールズワースと近いからなのでしょうかね。わかりませんが。

↓チャドのソロ作『FORTY REASONS』より「You Came Along」。そうそう、コレコレ!コレぞホールズワース!!というような楽曲ですね~。しかもベースがJimmy Johnson!!ああ、涙が……。


↓こちらもチャドのソロ作『THE VIEW』より『CLOSE TO HOME』。ゲイリーハズバンドのソロアルバムとはホールズワースの扱いが段違いです(笑)弾きまくってます!!


どちらの作品もそうですが、ホールズワースが全然ゲスト参加って感じがしなくて、むしろ主役のような感じです。しかし、それこそがチャドの上手さだと思います。自分の立ち位置を心得ているというか。コンポーザーとしても素晴らしいですね。
だからチャドが好きなのかなあ、と。ゲイリーくんより(笑)

Category: ジャズロック、フュージョン

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元SPACED OUTのリーダーAntoine Fafardの最新ソロ『PROTO MUNDI』 

気がつけば年明けてました。思いっきり出遅れて明けましておめでとうございます。今年もよろしく。

さて、新年一発目はAntoine Fafard(アントワーヌ・ファファール)のソロ最新作『PROTO MUNDI』のご紹介。
Fafardは以前から注目していたテクニカル系のベーシストで、ソロ作も2枚持ってます。
元々はSPACED OUTというこれまたテクニカル・フュージョン系のバンドで活躍していたそうです。わたしゃその辺は全然知らないで偶然アルバムを見つけて購入して以来ファンです。
ちなみにSPACED OUTのアルバムはitunesで配信中なので気になった方はぜひどうぞ。

気になる中身ですが、まずメンバーが凄い。
ギター&ベース:Antoine Fafard
ドラム:Simon Phillips
ヴァイオリン:Jerry Goodman
シンセ&ハモンドオルガン:Gary Husband

まずドラム好きの私としてはサイモン・フィリップス参加がデカい。そしてヴァオリン好きでもあるのでジェリー・グッドマンの参加もデカい。これだけでも買いです。
で、まあいつもの如くというか、またこいつかよ!的なゲイリーくん。どこでも顔出しますなこやつは。まあ今回はシンセワークに徹してくれているのでありがたいんですが。頼むからサイモンの邪魔すんなよ、と。
とはいえ、スタジオワークでドラムやる分にはゲイリーくんは嫌いではないですけどね。ライブがちょっとなあ、という感じなだけで。
しかしゲイリーくんはこの手のアルバムにはよく出てきますねえ。よっぽどいいヤツなのかなあ。使い勝手いいからかも。

まあそれはそれとして、肝心の楽曲の出来ですが、これがまた素晴らしいのなんのって。
1曲目の「Mission Ganymede」(ミッション・ガニメデ)からして、ドラマティックでメロディアス、それでいて随所で超絶技巧が炸裂しながらも、大人の余裕さえ感じる大らかなサウンド…。
なんと20分を越える大作で冒頭からすっ飛ばしてますが、その長さを感じない素晴らしさ。じっくり聴き入ってしまい、飽きずにススっと聴けてしまいます。飽きないということは、それだけ多彩な音楽世界が広がっているという証拠でもあると思います。
この手のインストものでテクニカルなフュージョン系というと、なかなか長尺で楽しませるのは難しく、技巧で煙に巻いてスピードで押し切ってしまう場面がどうしても出てきてしまうものなのですが、いやいやさにあらず。
アコースティックギターのみの場面が出てきても中だるみせず緊張感を保ち、そこからのドラムバカスカな展開に持っていってからの~…爆発!!と、本当に飽きさせません。これはライブでぜひ聴きたい!と思わせる楽曲です。ってかこの重厚な世界、ライブで本当に再現出来るんだろうか…。

日本盤ライナーによると一応コンセプトがあって、テーマは『機械化された近未来』だそうです。まあだからといってSF映画みたいなサウンドにはなってません。シンセがぼえ~ん、みたいなね。
この緊張感の持続はお見事としかいいようがないですね。バックにそういうテーマがあるからこその、ドラマティックな楽曲展開なんでしょうね。クールです。

2曲目「The Journey」も20分以上あります。というわけでたった2曲聴いただけでもう40分!!いや、でもあっという間なんですよ。飽きずに聴けるんで。
2曲目もまたドラマティックでメロディアス。つんざくようなジェリー・グッドマンのギターソロが炸裂してます。こちらの楽曲もスピードだけで押し切るようなことはせずに、ややゆっくり目でどっしりしたサウンドで展開していきますが、これがとても心地よい緊張感に溢れていて、素直に身を任せることが出来ます。安心感があるというか。
しっかりとしたコンセプトがあるからでしょうか、雰囲気は1曲目とそう大きく変わらないのですが、物語が少しずつ進行するように、次はどうくるのかな、とワクワクしてしまいます。

そしてラスト3曲目は10分以上ある「Empty World」。こちらも前2曲と大きく変化はないように聴こえます。あんまり仰々しくエンドを迎えるのではなく、割とあっさりと終了します。その辺がこの手の作品の特徴かなあ。シンフォ系が入っちゃうともっとバカバカしいぐらいド派手にやっちゃったりしますけど。その辺の引き際がいさぎよくて、わたしゃ好きですね。

アルバム全曲通して聴いていると、一応20分とかそこらで一区切り入れているから3曲になった、というだけで、これは1~3全部で1曲と捉えた方が良いでしょうね。アルバムA面全部で1曲だから!というプログレあるあるですね。

メロディはやや暗めで、非常にシリアスな雰囲気です。邦楽フュージョンみたいな明るさは微塵もないです。アメリカフュージョンのような朗らかさも無いです。
近年のテクニカル系作品が好きなら間違いなく買いです。ホールズワースとかデレク・シェリニアンとか。

そしてディスク二枚目もあります。
こちらは過去作品のベスト盤のようなもの。過去作からの楽曲を新たにリミックスした音源だそうです。
参加メンバーがまた物凄く、特にドラマーが凄い。チャド・ワッカーマン、テリー・ボジオ、ヴィニー・カリウタ、デイブ・ウェックル、ギャヴィン・ハリソンっておい!!トップドラマー集めすぎです。まあ過去のアルバムでこれだけ共演してる、ってことなんですけど。
近年大注目のギタリストJerry De Villiers Jr.もいます。
で、こららの新ミックス曲に加えて未発表音源も4曲。全15曲たっぷり楽しめます。
個人的にオススメは過去作品からの楽曲「Rift & Raft」。スラップベースがバッシバシに炸裂するテクニカルなロックで、日本のフュージョン系が好きな人にもこれは聴きやすいんじゃないでしょうか。

↓Fafardが在籍していたバンドSPACED OUTのアルバム群。


↓こちらはFafardのソロ作。


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チャイニーズ・フュージョンバンド、絲竹空爵士樂團(Si Zhu Kong)のニューアルバム『手牽手』(HAND IN HAND) 

台湾のお洒落で小粋な中華フュージョンバンド、絲竹空爵士樂團(Si Zhu Kong)のニューアルバムがいつの間にか出ていたのでご紹介。
うちのブログで紹介した記事はこちら



2016年10月26日に発売されていたようで、当然、全く知りませんでした。
つい先日、そういやあ絲竹空爵士樂團どうしてるかな~、と思ってitunesで検索したら、見事にニューアルバムが出てきて早速ダウンロードして聴いております。
あと、びっくりしたのですが、SIZHUKONG SONG BOOKというバンド楽譜集まで出ているんですね。うわ~、欲しいなあ~…。
それを手に入れてMIDI化して、布教活動したいですねえ。

絲竹空爵士樂團、凄く良いバンドなのですが、いかんせん日本での知名度が低すぎるのが難点。それも当然、今まで一度も来日しておりませんし、日本盤CDが存在しないどころか、輸入盤CDすら購入は難しい。楽譜集ももちろん、国内のどこにも売ってません。個人輸入とか中国商品輸入代行サービスとか使わないと無理っぽいです。何しろ日本のアマゾンでも取り扱ってないという非常事態です。
今のところ、彼らのアルバムを簡単に入手出来るのはitunesのみですので、これがいちばん手っ取り早い。
しかしながら、3rdアルバムの『旋轉』(SPIN)だけは、未だに日本向けitunesでは手に入りませんねえ。何でなんだろ?ホントはあるのに検索に引っかからないとか?でも方々手をつくして検索しまくってみたけど全然出てこないし…。う~ん、よくわかりません。
本場中国itunesとかアメリカitunesでは売ってるみたいですけど…。

中華メロディで古楽器アリのジャズ・フュージョンって需要ないのかなあ。
いやしかし、いまや国民的ゲームとなった太鼓の達人にも中華フュージョンな楽曲はありますし、楽曲自体も人気があったわけですから、ここはぜひナムコさんに頑張っていただいて、絲竹空爵士樂團の楽曲を太鼓の達人で!
ウチのブログをごらんになっているナムコ関係の方、ぜひお願いします。

さてさて。今回のニューアルバムは、これまでの三作よりもさらにパワーアップしておりまして、穏やかで大陸的な大らかなメロディはより洗練されて聴きやすく、お洒落で楽しい雰囲気となっています。
それに加えて、ボーカル曲が入っているのと、曲によってヴァイオリンも使用されているのが特徴的です。
特に面白いのがアルバムタイトル曲「手牽手」。
「オーイヤーオーハイヤー」(と聞こえる)、女性、男性二名による掛け声と手拍子で、アジアのお祭り曲のような楽曲。しかしながら、そこにドラムやジャズピアノや二胡、ストリングスアレンジも冴えるという、お洒落な楽曲となっているのが面白い。
「茉莉花」では中華ジャズ全開で、お酒をいっぱい引っ掛けながら頭をふりたくなるような、ハネるような楽しい楽曲。
9曲目の「曼波七號」は、中華マンボ・フュージョンというこれまたなかなかお目にかかれない楽曲。今回のアルバムの中でもいちばん面白い楽曲ですね。明るくて楽しくて、スキっと切れ味もよく聴けますね。
最後はハワイアンでバナナボートな雰囲気のボーカル曲「拾穗」で締めくくります。

今回のニューアルバム、決して中華風味ばかりでなく、マンボやハワイアンな雰囲気も取り入れていて、このバンドの様々な表情を見られる仕上がりになっていて、アルバム全曲飽きることなく聴けます。
それでいて、カラっと明るく、さりげなくお洒落で上品です。素晴らしい。
全体的に非常にゆったりとしてますんで、攻撃的でロックなフュージョンは期待せぬように。
中華メロディが好きなら絶対オススメです。

絲竹空爵士樂團はこれからも追っかけていきます!

Category: ジャズロック、フュージョン

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イスラエルのプログレバンドANAKDOTAのアルバム『Overloading』 

プログレ野郎御用達、ディスクユニオンで中古で入手。
デジパック仕様、日本語のライナーつきでした。



ギターレスでピアノが華麗に舞うジャズロック、というかアヴァン・ロックな雰囲気の方が強いかな。
男性ボーカルの曲が多いけど、このボーカルが好きになれるかどうかで評価が分かれそう。個人的には女性ボーカルが活躍するカンタベリーなメロディを含んだ「Staying Up Late」がオススメ。ぶっちゃけ、この女性ボーカルで全曲やって欲しかった気がします。
イタリアのレーベルから2016年にデビューしたそうで、だからイタリアンっぽい声なんですかね。レーベルの好みってのもありますからね。
ってか、ど~も飽きるんですよね、この男性ボーカルが。
同じような雰囲気でピアノが前面に出てるジャズロックだったら、オーストラリアのEndel Riversの『THE JAZ SYMPHONY』の方が好みだなあ。ヘヴィなギターも聴けるし。
あと、日本の矢吹卓さんのアルバム『Modern World Symphony』とか。
ちなみに、どちらもインストです。
やっぱり、華麗なピアノが舞う楽曲で男がゲレゲレ歌っちゃダメですよねえ。

↓Endel Riversの『THE JAZ SYMPHONY』の動画。かっこええなあ。


↓こちらは矢吹卓さんのアルバム『Modern World Symphony』のダイジェスト動画。この中の「Genesis」という曲が素晴らしい。特に動画5分すぎの「Birds of Passage」はかな~りかっこよくて、桜庭ファンにもオススメ出来そうな雰囲気あります!このアルバム、クラシカルなピアノのフレーズも出てくるので、ギタドラの佐々木博史さんが好きな人にもオススメ出来るかも。


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Indro Hardjodikoroさん参加作を紹介。Alsaの『The Moment with You』、Danny Eriawanの『Reminiscence』、Soukmaの『Soukma』 

インドネシア、面白いですね。色々調べてみると、素晴らしいジャズ・フュージョンアルバムが続々と出てきます。
1つ言えるのは、どの曲も非常に親しみやすい雰囲気である、ということ。
人懐っこい、っていうんですかね。ニューヨークの先進的なジャズ・フュージョンのようなクールな雰囲気は無くて、明るく楽しく真面目に、という感じ。その辺は、日本のT-SQUAREやカシオペア等のフュージョンに近いものを感じます。
ガムランを使ったりインドネシアの民謡を取り入れたりして、非常に独特なジャズ・フュージョン曲もありますが、聴く人を突き放すような雰囲気ではない。ウチの国ってこんな感じなんだよね~楽しいっしょ?っていうような感じ。
日本で演歌や歌謡曲をジャズ・フュージョン化するとキワモノ扱いというか、単なる企画モノで終わってしまうのですが、インドネシアフュージョンは、自国の文化をたくみに取り入れて、自然に自国の音楽のメロディや民謡を演奏している。そこが素晴らしいですし、インドネシアらしいジャズ・フュージョンとなっているわけです。
もちろん、そういうものばかりではないですけどね。アメリカや日本のフュージョン、と言われても全くわからないような楽曲もあります。
まだまだ、これから素晴らしい楽曲が出てきそうです。インドネシア、要注目です。

ま、能書きはともかく、とにかくご紹介していきましょう。

まずはエキゾチック美人(?)、インドネシアの若き女性ドラマーAlsaちゃんのアルバム『The Moment with You』から。
本名はJeane Phialsaちゃん、のようです。

公式ホームページはこちら→Jeane Phialsa公式サイト
女性ドラマーというと、日本では女子高生ドラマーとしてフュージョン大好きオヤジたちに大人気の川口千里がいますが、彼女は菅沼孝三の弟子なので、手数が多くてある意味派手なドラムです。ハッタリ、とまでは言いませんが、そういったパフォーマンスも含めた人気の高さだと思います。ルックスも多少は加算されているでしょう。
ところがこのAlsaちゃんは、非常に手数の少ないドラムです。一音一音、しっかりとド真面目に刻んでいく、という感じです。そして自分で作曲もやっているそうですが、そのソングライティングのセンスが素晴らしい。
若手の女性演奏家、というと多少はやっぱり派手で、かわいい顔に似合わないかっこよさを打ち出してギャップ萌えを狙ってきたりするものですが、Alsaちゃんは我が道を行く、という感じで、そういうあざとさを感じません。とっても丁寧な演奏で素直でいい子ですね。きっちりと丁寧なドラムを叩きますし、楽曲の雰囲気も優しく、とても女性的です。
これからが楽しみです。
で、彼女のアルバムに、Indro Hardjodikoroさんが参加しています。読み方わかりました。インドロ・ハルジョディコロさん、だそうです。インドネシアでは有名なベーシストのようです。
また、彼女はFusion Stuffという、なんかパチモンくさい(笑)名前のバンドも組んで活動しているみたいです。こちらはサックス入りのもろに邦楽フュージョンなアットホームな雰囲気のフュージョン。アルバムはまだ出てないみたいですけど、出して欲しいですね~。Youtubeにオリジナル曲が上がってますが、凄く良いです。

お次はDanny Eriawanの『Reminiscence』。

こちらのアルバムにもIndroさんが参加してます。
アルバム冒頭こそ、渋い落ち着いたフュージョン曲ですが、段々とジャカルタ色が濃くなっていきます。でも最後はゆったりと終わるという、なかなか面白いアルバムです。
Danny Eriawanさんもベーシストです。なので、ベースが目立つ楽曲が多く、ベース好きにはオススメですね。

最後は当ブログオススメの『Soukma』。

こちらのアルバムはIndroさんプロデュースで、ベース奏者としても参加しています。
エキゾチックな雰囲気のボーカルで、まず持っていかれます。そしてその独特のメロディがなんともクセになる。
ジャズスタンダードは取り上げず、あえて自国の民謡をジャズ化しているところがまた面白いですね。
先に紹介したTohpati Ethnomissionでも演奏されている「Janger」が、ここでも演奏されています。この曲はジャンゲールと読み、インドネシアの舞踊曲だそうです。インドネシアの音階は日本の音階と非常に似ているそうで、だからなんとなく日本の民謡や歌謡曲に近い雰囲気があるんですね。

↓アルバム『Soukma』より「Desaku」のオフィシャルミュージッククリップ。良いメロディは全世界共通ですね!!素晴らしいです。


↓こちらはメドレー。途中でJangerも出てきます。2分31秒からの曲がそれです。ホント、歌謡ジャズです(笑)

Category: ジャズロック、フュージョン

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