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ゲーム音楽これを聴け!

わたしは いだいな ぶとうか。 うわさでは すでで くまを たおしたことになっておる。 しかし じつは てつのつめを つかって いたのだよ。 わっはっは。 ゲーム音楽とプログレ、ジャズロックが中心。ドールも始めました。うちのドールが勝手にツイッターで呟いたりしてますので、そちらもよろしく。

 

『無双OROCHI2』で驚愕の「鮮烈のリュウ」アレンジが!! 

ただいま絶賛プレイ中の『無双OROCHI2』ですが、リュウ・ハヤブサが登場するシーンで我が耳を疑いました。

こ、この曲は!!

なんと、初代ファミコン時代の『忍者龍剣伝』のウルトラ名曲「鮮烈のリュウ」が無双風にアレンジされている!!
トランスノリに笛のメロディが絡む、超忍アレンジとなっています!!忍者龍剣伝ファンは必聴だ!!
しかもリュウ・ハヤブサを登場させたあとはオプション項目にて聴きまくれます!これでサントラが出なくても自主録音でレッツトライ!今のところサントラ発売予定無いんで。

この「鮮烈のリュウ」、忍者龍剣伝で具体的に使用された箇所は、ステージ4‐1に入る前のイベントシーンと、4‐2のステージ、そして印象的なエンディングシーンの後半部分。だったと思います。私の記憶が確かならば。

『無双OROCHI2』でリュウ・ハヤブサが登場するステージでは、ずっとこの曲が流れ続け、テンションは最高潮に!!『ニンジャガイデン』と同じく声優は堀秀行!!旧ギニュー隊長ですよ!Gガンダムのシュバルツ・ブルーダーでもあり、フェニックス一騎でもあらせられます!
最近は堀秀行氏の声を聞くことがあまりなくて残念な限りですが、これで思う存分楽しめるぜ!『ニンジャガイデン3』が出るまでね!
ちなみに、過去に光栄から発売されていたCDドラマの三國志では、堀秀行氏は関羽雲長役でありました。それを考えてみると、まさに待望の光栄への帰還ともいえます。しかも超忍として舞い戻って来た!!

堀秀行バンザイ!!ぬぉわっ!!
ついでに付け加えると、呂蒙、董卓役の堀之紀氏は堀秀行氏の実兄です。

今回サービスいいなあ、コーエー。本家テクモのニンジャガイデンでさえ忍者龍剣伝の楽曲は使われていないのに…。
ニンジャガイデンのテーマ辺りが使われるのかなあ、なんて思っていたんで、鮮烈のリュウが流れた時は大感動!一体どのくらいのプレイヤーがあの曲に気がついたのだろうか…。
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Category: ゲーム

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『DEVIL SURVIVOR OVER CLOCK』 

作曲は浅野孝巳。とても還暦過ぎたジジイが作る楽曲とは思えないロックな楽曲ばかりで、前作の『DEVIL SURVIVOR』と変わらない雰囲気に仕上がっている。

前作はノイズを利かせたゴリゴリした音質だったが(これを「音質が悪い」と捉えるバカモノが大勢いた)、今回はクリーンなギター音。そのため、凶暴さはやや控えめになった印象を受けた。
しかし相変わらず楽曲が短いのが難点。是非ともペルソナシリーズのようにアレンジ盤を出してもらいたいものだ。
新規ボスバトル曲がカッコいい出来で、ギター弾きまくりな楽曲だけに1分12秒という短さは非常に残念。前奏だけで終わってしまうような印象なので、これをさらに発展させた楽曲を聴いてみたくなった。

ゲームスタート時のパイプオルガン曲や、疾走系のバトル曲、エンディングの不穏なギター楽曲など、旧来のメガテンを意識したような楽曲が多く、実は本作品こそが正統的なメガテンサウンドを継承しているのではないだろうか。
正統的、つまり「増子司のメガテンサウンド」である。
もちろん、あの独自のベースラインを持つ増子サウンドとは全く違うものだが、メガテンの持つダークな雰囲気を継承している、ということは言えるのではないだろうか。近年のメガテンサウンドはポップス化してしまいそれはそれで良いのだが、やはり旧来のファンはあの独特のまがまがしいサウンドが欲しいのだ。

一つ一つの楽曲が良いだけに、ほとんどが1分半~2分程度なのは非常に残念。
アレンジ盤を出してくれることを期待している。


私的には、メガテンサウンド最高峰は女神転生2であり、アレンジ最高峰は西脇辰弥アレンジによる真・女神転生である。
私は、メガテンサウンドを継承しているか否かは、この作品を判断基準にしている。

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『ARMORED CORE REPRISES』 

Amazon限定販売だそうだ。ダウンロード版とCD版があるが、自分は、「データだけ買う」という行為が嫌なのと、音質の点、さらに「直に触れることが出来、ブックレットを読むことが出来る」などの点から、CD版を買った。こんな点をいちいち考慮して書かなければならないなんて、世の中変わったな、と思う。つまり、今まで当たり前だったものが技術革新によって変化したことによって、あらためてその「当たり前だったもの」を再認識する必要性が出てくるわけだ。単に選択肢が増えて、そのどれをとるか、そしてその理由を考えなければならなくなってしまった、ということでもある。
今回に関して言えば、ダウンロードか、CDなどの実物か、どちらを取るのか。
私の答えは簡単。
CDなどの実物をとる。何故なら手で触れられるからだ。手で触れられるということは手入れが出来る。極めて単純な理由である。また、商品を買ったという実感が湧く。よって愛着も湧く。
私は基本的に買ったものは売らない。特に音楽の場合はそうだ。よほど気に入らなくて頭にきて、もう二度と聞きたくなくなり、商品を見ることすら嫌気がさした場合でない限りは手放さない。

今回のアルバムはフロムソフトウェアのサウンドチームFREQUANCYによるアレンジアルバム。新たにFROM SOUND RECORDSというフロムソフトウェア独自のレーベルを発足させて発売された、その第一弾アルバムである。
フロムソフトウェアの楽曲はどれも質が高く、評価も良い。今後もこのFROM SOUND RECORDSから良質の音楽を我々に届けてくれることを楽しみにしている。
気になるのは、今後もAmazon限定発売になるのかどうか。
今回のアルバムは、ダウンロード版の方がリリースが早かった。CD版は予約を一切受け付けておらず、発売日から注文受付する状態であった。
今後もこのような形で販売するのかどうか。情報が待たれるところである。
こうして独自のレーベルを発足させた一方で、来年発売されるアーマードコア5のサントラは別レーベルから販売されることになっている。
フロムソフトウェア社のゲームサントラの全てをこの独自レーベルで展開していく、ということではなさそうだ。ではFROM SOUND RECORDSから出すアルバムは、FREQUANCY名義のアルバムのみになるのだろうか。やはり情報が待たれる。


今回のアルバムで、私が最も楽しみだった楽曲は「9」のアレンジ。期待以上に良かった。原曲は約1分半程度でループする楽曲だったが、今回はしっかりと1つの楽曲として捉えられており、フェードアウトせずにきっちりと終わる。
その他の楽曲についてもアーマードコアファンなら期待を裏切らない出来だろう。ただ、初期アーマードコア(1、PB、MOA)からの楽曲が「9」しかないのは少々残念ではある。
NEXUS、3、FF、LR、4、FA からの楽曲と最新作の5から2曲を先行収録。さらにFREQUANCYのオリジナル楽曲(星野康太作曲)が1曲収録された、全15曲。

今回はアーマードコアアレンジアルバムということで、デジタルなビートと生のロックバンドサウンドが楽しめた。今後はアーマードコアに限らず、『義経英雄伝』『御伽』『メタルウルフカオス』などの作品も是非視野に入れてもらいたい。

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ケンソーライブ初参加!続きと全体的印象 

続き

ダブルアンコールでメンバーが再登場し、清水先生から小森氏へのコメント。
「言うまでもなく最高の…」と言ったところで一瞬言葉が詰まり「ロックドラマーです」と繋げていた。
どうしたんだろう、と思っていたら「一日も早くケンソーに戻って来られる日を祈っています」と清水先生は涙ながらにおっしゃっておられた。
ど…どうしたんすか清水先生!とメチャ不安になった。
まさか…と不吉な考えが一瞬よぎる。小森さんに何か重大なことが起きているのは確かなのだろうが、しかしその理由は何なのだろう。
が、推測したところで意味は無い。一ファンとしては一日も早くケンソーに復帰してもらいたい。そしてまたライブでその凄まじいドラミングを披露してもらいたい。ファンに出来ることは、元気な姿で復帰してくれることを願うだけである。現ケンソーにはもはや欠くことの出来ない存在であるからだ。その意味では、今日の山本治彦氏のドラム参加はやはり特別枠なのである。
そんな不安や不吉な思いを吹き飛ばすように演奏された楽曲は「Good Days,Bad Days」。良い日もあれば悪い日もある。逆もまた然り。あざなえる縄のごとしなのだ。
涙を滲ませながら演奏されるギターの音色には、今日、初期ケンソーを支え、今でもこうして演奏しにきてくれた山本氏への思いと、参加出来なかった小森氏への思い、そしてメンバーとファンへの思いなど、様々な思いが込められているように感じた。というより「今清水先生はこういう気持ちなのかもしれない」と私が空想したに過ぎない。
中盤からはそんな複雑な気持ちを断ち切るように清水先生からスタンディングの合図。最後は観客総立ちで手拍子しながらの大団円を迎えることになった。
が…手拍子が難しい!ノレねえっすよ!
観客何人かは諦めて明らかに外した手拍子を繰り返していたが、私は負けない。しかし、まあ、なんだ。これは次回までの課題にしておこう。

楽しい時間はあっという間に過ぎる。最後はメンバー全員一人ずつ「ありがとうございました」の一言。はるきちさん、光田さんは元気良く挨拶していったが、小口さんの番になって「あ、どうも、ありがとうございました…」とボソッと呟くように挨拶。清水先生がガクッとずっこけてまた笑いを誘う。
そんな低血圧小口さんを吹き飛ばすように三枝さんが一際大きく「ありがとうございましたーっ!」と叫び、観客が湧く。演奏中はじっと目をつぶり、微動だにせず黙々と演奏していたので、このギャップがまた面白かった。
そしてメンバー全員、揃って深々と一礼して退場していく。
観客からは割れんばかりの拍手。しかし、もう、拍手は一定のリズムへ収束しない。その事がライブの終わりを意味していた。
椅子に腰掛け、休憩時間の時よりも頭が呆然として、天井を見上げていた。
あまりに凄すぎる体験だったため、しばらく立てなかったのだ。早々と立ち去っていく観客を信じられないという思いで横目に見ていた。
「場内清掃入ります」という声でようやく我に返って辺りを見ると、周りには2~3の出遅れた人しかいなかった。

次回のライブも必ず参加しなければならない。帰り道に再び思った。


その他雑記(時系列無視の覚え書き)
・清水先生の「正規音楽教育受けてない」コンプレックスが披露された。
・山本はるきちさんから「清水さんは山本はるきちじゃなくてやっぱり山本治彦って呼びますよね」とのコメント。
・山本治彦氏のMC時。SPARTAでその時既に脱退していたにも関わらず、山本治彦氏によるドラム音源を差し替えずに使用してくれたことに感謝していた。しかし清水先生から返ってきた言葉は「いや(差し替え用に)録音はしてたんだよ」。思わぬ答えに一同笑い。
・ベース演奏の無い箇所では、三枝さんは左手を腰に当て、右手は弦を押さえてじっとうつむいていた。演奏が始まると静かにゆっくりと演奏を始めるその姿がメチャクチャカッコよかった。動きまくり喋りまくりの鳴瀬喜博氏とは好対照である。
・清水先生、ツインギターも披露。椅子に腰掛けて眼鏡を額に押し上げて弾く姿に男の哀愁が漂っていた、ような気がする。老眼ですかね。
・終始にこやかドラムのはるきちさん。曲によっては後ろにあった和太鼓ほどもあるデカいドラムをどんどん叩いていた。ドラムセットのKENSOロゴがイエスを意識したものだったのが面白かった。開演前にステージ前に行ってじっくり拝見致しました。
・小口さんがある楽曲でiphoneみたいなタッチパネル式の謎の楽器を演奏していた。何だろう、あれ?手の平サイズだった。
・清水先生、今回は白衣をずっと着たまま。
・衣装替えをしたのは山本治彦さんのみ。
・私は客席ど真ん中でメチャクチャ良い席でした。近すぎず遠すぎず、最高の席。清水先生の手もとが見えるくらいの距離。もちろんはるきちさんの笑顔もバッチリ見えた。
・会場にはうっすらとスモークがたいてあった。が、会場外の椅子とロッカーのある場所までスモークが流れていて一瞬タバコの煙でもうもうとしているのかと思いタバコを取り出して吸おうとしてしまった。
・開場30分前に並んでいてよかった。開場してすぐにCDなどの会場限定品を買えた。その後は長蛇の列。ちなみに私は2万円分買ってケンソーに貢献してきました。売り子のおばさんから「たくさん買ってくれてありがとうございます」の一言をいただいた。だってケンソー大好きだもん!
・あとで気づいたが、おばちゃんの隣でアセアセしながら売ってたお姉ちゃんがMUSIC PLANTの野崎さんだったんですね。ん?もしかしたら左にいたおばちゃん?わきゃらん。
・そのおばちゃん、光田さんのことケンちゃんて言ってたなあ。清水先生の奥さんじゃないよね?
・清水先生「家族の白い目を受けてこの会場に来てくださっているんでしょうね。私もそうですけど」発言。ということは売り子のおばちゃんは奥さんじゃないな。
・今まで聴いたケンソーのどんなライブDVDやライブ音源よりも凄い演奏だった…と思ってしまうのは私がケンソーライブ初体験だったからだろうか?決してそうではないことを証明するにはこのライブをDVD化することである。早く出して!清水先生!

と、ファンのワガママで記事を終える事にする。
何度でも追体験したくなる、最高のライブだった。

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ケンソーライブ初参加! 

2011年12月4日。
この日は忘れられない1日となった。
しかし、あらかじめ言っておくが、終始演奏に身も心も委ねていたので、細かな点(MCの入った箇所とその内容について)は違っている場合がある。その点についてはいずれ必ずや出るであろうライブDVDに委ねることとする。どうかご容赦願いたい。記憶とは常に曖昧なものである。
(12月8日ケンソー公式ページにてセットリスト確認、微修正済み。ついでに記憶も修正)

セットリスト
第一部
遥かなる地へ
ブランド指向
精武門
MC(短いMC)
JIGSAW~Power of Glory
氷島
MC(長いMC)
ミスカトニック
心の中の古代
聖なる夢
MC(短いMC)
胎動

休憩15分

第二部
日本の麦唄
陰影の笛

MC(やや長いMC)
Echi dal Foro Romano
美深
MC(短いMC)
麻酔パート1~2
さよならプログレ
空に光る

アンコール
暁に楽師が
インスマウスの影

アンコール
MC(短いMC)
Good days Bad days


演奏メンバーとステージ配置
ギター:清水義央
ステージ向かって左から二番目

キーボード:光田健一
ステージ向かって左端

キーボード:小口健一
ステージ向かって右端

ベース:三枝俊治
ステージ向かって右から二番目

ドラム:山本治彦(山本はるきち)
ステージ正面

つまり、ステージ向かって左から順に光田、清水、山本、三枝、小口。


「全体的な演奏に関して」
近年稀にみる鬼気迫る演奏であった。欠席した小森啓資の分まで「6人のつもりでやる」との意気込みもあったせいか、切れ味鋭い恐ろしい程の迫力で全ての楽曲を演奏しきっていた。
清水先生の体調も万全であったが膝が痛いとのことで途中パイプ椅子に腰掛ける場面もあった。
また、1曲終わるごとに深々と腰を折ってお辞儀をする清水先生の姿が印象深かった。

第一部開幕
「私的メンバーの印象」
観客の拍手の中、メンバー登場。初めて間近に見るメンバーは、だいぶ老けて見えた。というのも私のメンバーの印象はハレ紀で止まっていたからだ。
しかし光田さんは相変わらず童顔で子どものようだった。
清水先生は少し痩せたのだろうか、まるでロバートフリップのように気難しい人であるような印象を受けた。
三枝さんはサングラスをかけていてほとんど白髪の長髪を後ろで縛っていた。私にはトミーリージョーンズにしか見えなかった。これからますます年を経ると似てくるんじゃなかろうか。
小口さんは相変わらず飄々としていてローテンション。淡々とした冷静沈着な印象を受けた。私の職場の大先輩にそっくりなので親近感が湧いた。髪型も白髪の入り方も背格好もそっくりなのである。
そして、初めて見る山本治彦さんは、一目で「いいヤツだな」とわかるような、にこやかな笑顔が印象的な素晴らしい人で、グッチ裕三から嫌味を抜いて真人間にしたような顔立ち。ちなみに私はグッチ裕三が嫌い。

・遥かなる地へ
いきなり清水先生が変な音を出してハズし、メンバー、観客一同ちょっと笑う。私も笑ったが、このおかげでメンバーも観客も緊張がとれたような気がする。
だから、私の清水先生に対する印象もロバートフリップから「患者に優しい町の歯医者さん」へ、親しみやすい印象へと変わった。
と思ったのも束の間、いざ演奏が始まって徐々に白熱していくと、場内にはピンと張り詰めた緊張感が漂い、清水先生のギターにも殺気が込められているのではないかと思う程にぶちキレた演奏が披露された。ここでまた清水先生への印象がロバートフリップへと戻った。下を向いて眉根に深い皺を刻みながら、何かに憑かれたかのように一心不乱に演奏する様は、アラン・ホールズワースをも想起させた。かっこよかった。私の中で清水先生がギターヒーローになった瞬間であった。終始にこやかな笑顔を崩さずにド凄いドラムを叩きだす山本治彦氏と実に対照的だった。
・ブランド指向
ぶちキレた雰囲気そのままにブランド指向へ突入。いつの間にか三枝さんがサングラスを取っていた。さらにトミーリージョーンズに激似。
私は軽くヘッドバンギングしながら楽曲を楽しんだ。私の右隣に座っていた客もかなりノッていた。ちなみに前の席には若いお姉様が。この人に限らず、観客のほとんどは微動だにせず、じっと聴いていた。
私はこの時「なんでみんな動かないのだろう。ロックなのに!」と思っていたが、私にその理由がわかるまでにはまだ時間が必要だった。私はとにかく初めてのケンソー、初めてのプログレライブ、初めて身銭を切って一人で行く音楽ライブという初めてづくしの出来事に冷静になってなどおれなかったのだ。
さらに続けて精武門。
私が初めてケンソーを知った楽曲である。個人的に非常に思い入れがある。
そしてMCへ。
清水先生の「今日は体調万全ですよ」に観客笑う。前回ライブでは体調を崩していたことは私も知っていた。それに、方々で清水先生の演奏に対する悪口が書かれていたことも。それを承知で清水先生は皮肉ったのだろう。偏屈プログレ野郎の面目躍如である。さすがは清水先生。私の憧れのミュージシャンはこうでなければならない。私も非常に嬉しくなってしまった。
さらに、清水先生自身認める毒舌ぶりを皮肉って「ケンソー最高清水最悪」と言われていることなどを語り、観客大いに笑う。
私自身は清水先生の毒舌ぶりが大好きなので、もっと発言して欲しいとさえ思っている。ブログも欠かさずチェックしている。

ここから3曲続けて演奏。「JIGSAW」「Power of Glory」、そして2NDより感動の「氷島」。ここら辺りで、私はこれらの楽曲をはるきちドラムで聴いているという貴重な体験をしていることを実感しつつあった。
「氷島」に至って、私のヘッドバンギングもようやくおさまった。その美しい音色に耳を傾け、思わず目を閉じて全神経を耳と肌に集中させた。音楽は「聴く」ものであるが、ライブで聴く場合は肌に感じる音の震えも重要だからである。
音が全身に行き渡ったところで、はたと気付いた。
観客がじっとしていた理由は、まさにここにあったのではないか。ヘッドバンギングするよりも何よりも、じっと楽曲に集中して聴き入るために動かない、いや、聴き入ってしまったからこそ「動くことが出来なかった」のではないか。まさに今の自分の状態がそうではないか。
そして清水先生の長いMC。今回のMC全体についてだが、清水先生も説明されたが、今回のライブは長丁場ということであまりMCに時間をとれず、毒舌も控えめであった。また、かなり早口でカミまくっていた。
しかしそれは些細なことで、噂の毒舌MCに私は共感し、拍手喝采し、十分楽しめた。
そんなMC一発目は、いきなり野田総理について。
清水先生と野田総理は同じ年だそうで、親近感の湧いた清水先生は「野田くんはどんな音楽の趣味をしているのだろうか」とネットで調べたのだとか。野田総理の公式ページにはちゃんと好きな音楽が書かれていて「ブルース」とあった。さらに親近感の湧いた清水先生は「そうか、野田くんはブルースか」と感心し、「初めの頃はブルースロックをよく聴いていた」ということで、頭の中で「ブルースロック」のアルバムを思い浮かべたのだそうだ(清水先生が具体的なアルバム名を挙げていた。確かレッドツェッペリンのアルバムと他にいくつか挙げていたが聞き取れなかった。ちなみに私はこの時、真っ先にロリーギャラガーを思い浮かべた)。
しかしさらに見た先には驚愕のオチ「美輪明宏」。これには観客もメンバーも大笑い。さらに「海援隊」「吉田拓郎」と見つけどんどん野田くんが遠ざかっていった、とのこと。そりゃそうだ。
そしてメンバー紹介。
続いて、「ミスカトニック」「心の中の古代」「聖なる夢」「胎動」と怒濤の展開を見せて第一部は終了した。
休憩15分。あまりの凄まじき演奏の数々を体験したおかげで、しばし頭が呆然とし、何も考えることが出来なかった。
しかし、一つだけ思った。「次回のライブも絶対に来よう」と。

そして、第二部が開始された。
古いファンには涙モノの「日本の麦唄」でスタート。続いて「陰影の笛」。ここで清水先生によるフルートも演奏された。立て続けに「海」へと流れる。
ここで再びMC。
清水先生から「EXILE」ネタが発生。「EXILE」と清水先生が言った時点で観客からは既に笑い声が聞こえた。もちろん私もだ。
清水先生曰く、エグザイルは素晴らしいアーティストだ、と。そうでなければあんなに人気が出るはずがないし、また、そんなに素晴らしいエグザイルの音楽がわからない人の方が頭がおかしいんじゃないか、と。思いっきり皮肉たっぷりに言ったあと、でもね、と付け加えた。
「例えばもしエグザイルがキングクリムゾンを聞いて“キングクリムゾンいいな、よし次はプログレだ!”となって、さらにキングクリムゾンのEXILESがまるで自分たちを歌っているようだ、なんてことになったら首しめてやりたくなる」(ネックハンギングの動作をしながら)とおっしゃっておられた。
それを聞いて私は心の中で拍手喝采。「いいぞ!もっと言ったれ!」と叫んでおけばよかった、と今さら後悔している。
さらに付け加えて、「エグザイルがダンスの練習やってる場所まで行って首しめてやりたくなる」とおっしゃっておられた。「けどメンバーどれが誰だかわかんないんだけどね」というオチがついてエグザイルネタはおしまい。毒舌控えてないじゃん!
と、ここで清水先生から光田さんにアルバム発売記念パネル(清水先生自作)が贈呈された(MUSIC PLANT野崎さんのブログに写真がアップされているのでそちらをごらん頂きたい)。あまりに適当な作りに場内もメンバーも大爆笑。
その時に三枝さんがベースで贈呈式によくかかる曲(曲名はわからないが伊東四郎がニンニキ言うあの曲)をシャレで演奏し、はるきちさんもドラムをのせるも清水先生それを手で制し、これに対する反応は無し。ヒドい(笑)。
気を取り直して、光田楽曲の「Echi dal Foro Romano」から再開。ノリにノッてテンションは一気に最高潮に。そんな頭を冷やすように「美深」へと演奏は流れていった。
ここでまたMC。今度は山本治彦さんから。まず、今日のライブ前半で思わずウルっときて間違えた、という衝撃の告白。また初期ケンソードラマーだった当時のことについては、お互いに遠慮が足りなかったことなどを懐かしそうに話されていた。
短いMCが終わり、ライブは早くも終盤へ。
清水先生がアコースティックギターに持ちかえて「麻酔パート1」、そして「麻酔パート2」へと傾れ込む。次に何が来るのか予想もつかなかったが、怒濤の斬り込みで「さよならプログレ」「空に光る」と立て続けに演奏。この「さよならプログレ」と「空に光る」の二曲は元々一曲であったということはケンソーのライナーだったか何かで見て知っていたので、それを念頭に置いて楽曲を楽しむことが出来た。だからかも知れないが、全く違和感の無い繋がり方で、もしかしたらこれこそが本来の形だったのかもしれない、と思うほどであった。
付け加えて言えば演奏がヒートアップしすぎたのか原曲よりもテンポが速く、かなり慌ただしい雰囲気になっていたことは否めない。が、それこそがライブの醍醐味である。演奏するのには困難ではなかろうかというギリギリの危うい速さの中を、凄まじき魂のこもった演奏で乗り切っていく様に、深い感動を覚えた。これは今日でなければ体験出来なかったことであろう。終演後、割れんばかりの拍手が収束しはじめ、一つのリズムを刻み始めた。アンコールである。
再びメンバーが登場し「暁に楽師が」を披露。うむう…手拍子でノれない!私も聴き込みが足りない証拠だ。次回ライブまでにはもっと聴き込んでおこう。
そして、珍しく「インスマウスの影」を演奏。個人的に『SPARTA』の中でも一番好きな曲だったので嬉しさも人一倍だ。
演奏が終わりメンバーが退場する。しかし、観客の拍手は鳴り止まず、またも一つのリズムへと収束していく。ダブルアンコールである。
それに応えて、メンバー再登場。

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