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ゲーム音楽これを聴け!

わたしは いだいな ぶとうか。 うわさでは すでで くまを たおしたことになっておる。 しかし じつは てつのつめを つかって いたのだよ。 わっはっは。 ゲーム音楽とプログレ、ジャズロックが中心。ドールも始めました。うちのドールが勝手にツイッターで呟いたりしてますので、そちらもよろしく。

 

2013年最後のゲーム音楽レビュー『METROID METAL』 

今年最後の記事は、メトロイドをメタルアレンジしたアルバム『Varia Suite』です。

どうやらStemageという人(バンド?)がアレンジしているようです。
ホームページはこちら→http://www.stemagemusic.com/
今回ご紹介している『Varia Suite』はバンド名義でのアレンジで、その名もずばり「Metroid Metal」。iTunesで配信中。海外ではCDでも発売されているようです。

一聴してわかるように、実に渋い仕上がり。よくあるクサメロメタルアレンジとは違い、原曲の不穏な空気漂う雰囲気を崩すことなく、ダークでヘヴィにアレンジしています。これでもしもクサメロギターソロが入っていたら完全に台無しになっていたでしょう。そうはせずにあくまでメトロイド楽曲の持ち味を活かしたアレンジに、良いセンスを感じます。

↓スーパーメトロイドのメタルアレンジ。文句無くかっこいい。


また、Bandcampでもこの人のゲーム音楽アレンジ曲が多数公開されています。中にはナツメファンなら黙っちゃいられねえ岩月博之トリビュートアルバム『IWADON-Hiroyuki Iwatsuki Tribute Album-』なんてものにも参加しております。そしてこのアルバムがなんとフリーダウンロード可能ってんですから、海外は恐ろしいですねえ。
プログレ野郎には嬉しい、なんとゴブリンのゾンビのカバーもやってたりします。こちらも同じくBandcampにて言い値でダウンロード出来ます。つまり実質無料。こういうのをやっているあたり、Stemageって人はプログレ、メタルをこよなく愛する人なんでしょうね。

↓岩月博之のトリビュートアルバム『IWADON』にStemageが提供した楽曲。ニンジャウォリアーズアゲインのオープニング曲を選曲、という渋いセンス。なかなかやりますね。


他には『Vampire Valiations VolumeⅡ』というやはり海外インディーズ作品にアレンジ参加しています。こちらはタイトル通り、みんな大好き『悪魔城ドラキュラ』のアレンジアルバム。しかも『悪魔城ドラキュラX-血の輪廻』と『バンパイアキラー』の2作品に限ったアレンジアルバムという、通好みのアレンジアルバムとなっています。
VolumeⅡというからには当然Ⅰもあります。そしてどちらもフリーダウンロード可能。海外は自由度高いですねえ。しかもアレンジレベル、演奏レベルも高い!日本負けちゃうじゃん…。
ホームページはこちら→http://kngi.org/vampirevariations/index.html/

↓悪魔城ドラキュラアレンジアルバムの第一弾『Vampire Valiacions VolumeⅠ』。こちらは色々なシリーズの楽曲をアレンジしているようです。


↓で、こちらが『悪魔城ドラキュラX-血の輪廻-』と『ヴァンパイアキラー』に限定してアレンジしたアルバム『Vampire Valiacions VolumeⅡ』。


いやあ、海外勢もあなどれませんなあ。
やはりロックアレンジでは、日本は本場に勝てないものがありますね。育った土壌が違いますからねえ。日本の場合は下手にロックアレンジやメタルアレンジじゃなくて、やっぱりポップなアレンジがいちばんしっくりくると思います。
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Category: 海外の話題(ゲームと音楽、ゲーム音楽アレンジなど)

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今年最後のゲーム音楽!『ADK音魂』 

最後の最後になってクラリスさんがやってくれました。
『ADK音魂』!
まさかのADK!カシマは全くプレイしたことのないタイトルばっかりでしたが(やったことあるのはニンジャコマンドーとニンジャマスターズとティンクルスタースプライツだけ)、やはりそこはクラリスさん!ただ単にマイナータイトルを復刻しているわけではなく、ちゃんと面白い音楽、良い音楽を選んでリリースしてくれています。だから知らないタイトルでもクラリスさんのCDは買ってしまうんですねー。カシマは今までクラリスさんからリリースされたCDはリミックスも含めて全て持っています。

収録タイトルは「ニンジャコンバット」「ニンジャコマンドー」「ニンジャマスターズ」とニンジャづくし!ニンジャゲームに良曲が多いということを知った上での収録でしょう。これに加え「ティンクルスタースプライツ」のACとSS音源、「マジシャンロード」「ラギ」「ギャングウォーズ」に「スカイアドベンチャー」!全然知らないものばっか!!ブックレットにある画面写真を見てもほとんどわかりませんでした。
とはいえ、良曲多し!!ネオジオ作品らしくノリのいいサウンドがディスク4枚に目いっぱい詰め込まれています。

ニンジャゲームって本当に名曲が多いですよね。
個人的にニンジャゲームといったらまず真っ先に思い出すのがFCの『忍者龍剣伝』シリーズ。これもいつかCD化してもらいたいですね(注意:過去にCD化されていますがシリーズ2まで、しかも、何故かファミコン版とは違うメロディが追加されているという変な代物。違和感ありまくりです)。そしてクラリスさんからリリースされたナツメのFC作品『KAGE』。ウルトラ名曲揃いで、特にステージ開始とクリアジングルのかっこよさはゲーム史上屈指のかっこよさ!
ACの『ニンジャウォリアーズ』の素晴らしさは今さら言うまでもないですね。
セガの『忍』シリーズもどれも素晴らしい楽曲ばかりですが、やっぱり『ザ・スーパー忍2』の異常なまでのハイテンションぶりは特筆すべきでしょう。
IREMのAC作品『最後の忍道』も渋くてかっこいいですね。ちょっとオドロオドロしい雰囲気がいかにもIREMで、名曲の一つです。
コナミの『ミスティックウォーリアーズ』もかっこいいですよね。和風+ダンスミュージックというキワモノですが、メロディがとにかくかっこいい!これも復刻して欲しいタイトルの一つですね。
そして、忘れちゃならない中潟憲雄氏の名作『未来忍者』!哀愁感は半端じゃないです。中潟氏の作品では源平と並んで名曲揃いだと思います。
パっと思いつくだけでこれだけの名作、名曲があるのですから、いずれニンジャづくしのCDでも出してもらいたいですね。CD化されてないものだと、FCでは『ドラゴンニンジャ』とか『忍者COPサイゾウ』『忍者クルセイダーズ龍牙』のアクションモノ、異色の忍者RPG『百鬼夜行』なんてのもCD化されてませんし、日の目をみない真の忍者作品(笑)ってことで、忍者関係で一つにまとめるのも面白いかもしれませんね。
カプコンのストライダー飛龍が新作出ますし、良い機会だとも思うのですがね。それに忍者っていうのは日本独特の超人キャラですから、海外に向けてアピールするのにも良い題材だと思います。

クラリスさんでは今まで会社ごとに作品をリリースしていますが、例えば東映動画のようなゲームを少数しかリリースしていない会社の音楽をリリースするには、こういった何かテーマを決めてまとめない限りは商品化も難しいのでは、と思います。
なんで東映動画か、って?もちろん『ファイティングロード』が大好きだからですよ!!!

ってなわけで、今回の『ADK音魂』もディスク4枚みっちり、どれも70分越えで収録されていますので、年末を濃い時間で過ごせそうです。ありがとうクラリス!そして来年も期待しているぜクラリス!!

Category: ゲーム音楽関連記事

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天地創造フルアレンジアルバム(海外インディーズ作品) 

廃盤&ウルトラプレミアつきで高額で取引されている『天地創造』サウンドトラック。SFC期の名作、名盤でありながらいまだ復刻の予定もない、悲劇のサウンドトラック。
なんと、この作品のフルアレンジサントラが、海外にて無料配布されているという衝撃の事実。
→http://www.wyverns-spirit.com
・落とし方
こちらのサイトの左側、MENUからMUSICの項目を選び、さらにその中にSOUNDTRACKSという項目があります。右側に「Terranigma」という名前の項目があるので、そこをクリックすると、全56曲もの天地創造アレンジが表示されます。
おそらく、全曲アレンジじゃないでしょうか。オリジナルサントラである『天地創造サウンドクリエイティヴ』よりも楽曲数が多いです。
ただ、まとめて全曲ダウンロードが出来ないのでちょっと不便かも。
アレンジ傾向としては、原曲をほぼそのままにグレードアップした雰囲気。ですのでアレンジ嫌いな人でも安心して楽しめるのではないでしょうか。
いつの日にか未収録楽曲も含めた完全盤として復刻されるのを信じて、それまではこのフルアレンジサントラを聴いて待つことにしましょう。

また、他にも星のカービイ3、日本未発売の聖剣伝説「Secret of Evermore」、Lufia2(エストポリス伝記2の海外タイトル名)の各作品のアレンジ楽曲が、数曲ですがダウンロード出来ます。

Category: 同人音楽、M3

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プログレアルバムの定番ってなに? 

アニソンが好きで、最近なんだか「プログレ」って言葉を目にするけどプログレってなに?どんな音楽なの?なんていう、これからプログレを聴いてみた~い!という人に向けて、プログレッシヴ・ロックという音楽を知るための定番と呼ばれる作品をご紹介したいと思います。
つまりですね、サンホラ、アリプロなどのアニソンだったりジョジョでイエスを聴いた、って人をプログレの道に引きずり込んでしまおうという、わたくしカシマの策略であります。紅白でリンホラが出場しますが、どこかのページでプログレの要素を持っていて、なんて紹介されていたりしましたので。


ここでは、世界中の誰からも文句が出ないような、本当に定番中の定番のみをご紹介しますので、数は少ないのですがこの定番を押さえておけば自然と他の作品にも触れる機会が訪れるでしょう。
また、おさえておきたいアーティストの名前もご紹介しておきます。


・これだけはおさえておきたい、プログレ定番

アーティスト
・KING CRIMSON(キングクリムゾン)
アルバム名
・IN THE COURT OF CRIMZON KING(イン・ザ・コート・オブ・クリムゾンキング)
アルバム邦題
・クリムゾンキングの宮殿

なにはともあれ、まずはこれを聴くべし。プログレが好きな人で、この作品を聴いていない人はまずいません。もしそんな人がいたら、あなたと同じようにプログレ初心者か、とんでもない変人でしょう。それはAKB48が大好きと言っておきながら大島優子なんて全く知らない、と言うのと同等です。
あなたがもし、プログレが好きな人に出会った時、このアルバムを話題にすればきっと楽しいお話が出来るでしょう。それぐらい、定番中の定番なのです。
このアルバムの凄さがわかるのなら、他のクリムゾン作品を年代順におってみるのもいいでしょう。
このキングクリムゾンというバンドで絶対に覚えておきたいアーティストは、ギターのロバート・フリップです。プログレ好きな人に出会った時に「ロバート・フリップって一人クリムゾンですよね」と言うと、微笑んでくれるか逆に殴られるかのどちらかです。確率は半々。ぜひお試し下さい。

アーティスト
・YES(イエス)
アルバム名
・FRAGILE(フラジール、フラジャイル)
アルバム邦題
・こわれもの

アニメのジョジョを見たのなら、この作品を買ってみてはどうでしょう。「Round About」がフルサイズで入っていますので、アニメ版のショートエディットではわからなかった本当の素晴らしさが、きっとわかるはずです。
また、日産の車「ジューク」のCMで使用された「Heart of Sunrise」(邦題:燃える朝焼け)も入っていますので、親近感も湧きやすいと思います。
イエスはアルバム『90125』(邦題:ロンリーハート)以降はあまり評判がよろしくなく、もしプログレ好きな人と出会った場合には『ロンリーハート』以降をどう思うかと問いかけることによって、非常に楽しい議論をかわすことが出来るでしょう。プログレ好きなその人は、おそらく勝手に長々と自説を展開してくれますので、じっと耳を傾けて『ロンリーハート』以降が自分に合うかどうかの一つの判断材料となるでしょう。2011年の復活作『Fly From Here』ではプログレに回帰していますが、これもやはり議論の対象になるかと思われます。その場合の議論はプログレかどうかというものではなく、YESかどうかという議論になるでしょう。いや、これは難しい話ですので、プログレ初心者の方は無視して下さい。
YESにはもう一つ『CLOSE TO THE EDGE』(邦題:危機)という定番があります。これもあわせて聴いてみるのもいいでしょう。
ここで覚えておきたいのは、ギターのスティーヴ・ハウとドラムのビル・ブラッフォード、そして特に覚えてもらいたいのはキーボードのリック・ウェイクマン。この三人もイエス以外の色々なところで名前を見かけるようになるでしょう。
また、スティーブという名前なので後に挙げるスティーブ・ハケットとごっちゃにしてしまわないように注意。

アーティスト名
・GENESIS(ジェネシス)
アルバム名
・FOXTROT(フォックストロット)
邦題
・英題に同じ

ジェネシス、というよりはスティーヴ・ハケットというギタリストに注目して聴いてみて下さい。それとボーカルのピーターガブリエルにも。この二人は覚えておいて損はありません。あなたが他のプログレ作品を聴いた時、この二人が色々なところで顔を出してくることと思います。もう一人はドラムのフィル・コリンズ。この人もプログレ以外でも色々なところで見かけることでしょう。
他に定番としては『Nursely Crime』(邦題:怪奇骨董音楽箱)、『Selling Engrand By Tha Pound』(邦題:月影の騎士)などがあります。

アーティスト名
・Emerson,Lake&Palmer(エマーソン・レイク・アンド・パーマー)
アルバム名
・TARKUS(タルカス)
邦題
・英題に同じ

これは非常に覚えやすいですね。何たって自分たちの名前をそのままバンド名にしてしまっているのですから。つまり、キーボートのKeith Emerson(キース・エマーソン)、ボーカル、ベースのGreg Lake(グレッグ・レイク)、ドラムのKarl Palmer(カール・パーマー)の三人のことです。
また、アルバム名は『タルカス』です。ファイナルファンタジーⅦに同じつづりで「タークス」という組織が出てきますが、間違えないように注意しましょう。
アニメーションが好きな人は『幻魔大戦』をご存知でしょうか。あの音楽を担当していた人が、このバンドのキース・エマーソンという人でした。
このバンドには略称があり、EL&Pと略記される場合が多いです。プログレ好きな人には「イーエルピー」と言えばすぐに通じることでしょう。もし、その人がプログレが好きと主張しているのにも関わらず通じなかった場合、その人は宇宙人です。早々に始末してしまいましょう。
このアルバムと同様に定番とされているものは『展覧会の絵』です。こちらもあわせて聴いてみてはいかがでしょうか。

アーティスト名
・PINK FLOYD(ピンク・フロイド)
アルバム名
・Atom,Heart Mother(アトム・ハート・マザー)
邦題
・原子心母(げんししんぼ)

このアルバムは非常に特殊です。なぜならプログレが好きな人にはバンド名も曲名も何も言わずとも「あの牛のジャケットのやつ」とだけ言えば「アッ!原子心母!!」とわかるのですから。それぐらい、このアルバムのジャケット写真は強烈な印象を与えました。ウソだと思ったらあなたの周囲のプログレが好きという人に実際にやってみて下さい。まず100パーセントの確率で答えてくれるでしょう。そして「レコード片面が全部で1曲だから!」という古くからのプログレ好きなおじさんに出会えるかもしれません。そう言うおばさんはあまりいません。
あなたがアニメ好きなら「このアルバムって、ベルセルクの主題歌歌ってる平沢進さんも好きなアルバムなんですよ」と言って、博学ぶりをアピールするのも良いでしょう。生半可なプログレ好きの人なら「ベ、ベルセルク?」と、きっと固まってしまってロクに返事もしなくなるでしょうが、相手が底なしのプログレ野郎だった場合は危険です。
「平沢?ああ、マンドレイクやってた人でしょ。そうそう、このアルバム好きだったんだってね。YESより先に錯乱の扉っていう題名つけてたりしてね」とわけのわからないことを言い返してくるかもしれません。そうなったら勝ち目はないので、すぐに逃げましょう。その人は、単なる”プログレが好き”ではなく”プログレ野郎”です。あなたがプログレ初心者の内はなるべく近寄らない方が身のためです。なぜなら、こういうプログレ野郎である人は、大概はプログレでは飽き足らず、他の様々なジャンルの音楽からもプログレを感じてしまうという変態である可能性が高いので、あなたに間違った知識を植え付けてしまいかねないからです。
ピンクフロイドの作品では、他に『THE DARK SIDE OF THE MOON』(邦題:狂気)が世界的に売れたアルバムですので、あわせて聴いておくのもよいでしょう。

ひとまずはこれだけ聴いてみて、プログレが肌に合うかどうか、ためしてみてはいかがでしょうか。もし合わなかったとしても中古で売ったりせず、いつの日かもう一度挑戦してみてください。きっと以前とは違う聴こえ方がするはずです。それを繰り返していく内に、プログレの良さがわかる日がくると思います。もし何年たっても同じ聴こえ方をするようであっても、自分には全く合わない音楽であると切り捨てることなく、何か他の音楽を聴いてみて最終的にまたプログレに戻ってきてみて下さい。それでダメでも、まだまだ捨てないで持っていて下さい。プログレが好きになるまでには長い年月を必要とする場合もあるからです。
一発で気に入った!という人でも、繰り返し何度も何度も聴いてみることをオススメします。今まで気がつかなかったような細かな発見の連続が、あなたをとりこにすることでしょう。そこいらで聞き流されてしまうような音楽とはわけが違うのですから、何度も聴いてみることは大事です。

プログレッシヴ・ロックが、きっとあなたの音楽人生を豊かにするものと信じて。

Category: プログレッシヴ・ロック

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難波弘之『銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ』初CD化 

難波弘之が制作したイメージアルバム『真・幻魔大戦』『グリーンレクイエム』に続き3作品目となった『銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ』。
これまで、2001年に発売されたSense of Wonderのベスト盤『2001:A WONDER ODYSSEY BEST OF HIROYUKI NAMBA&SENSE OF WONDER』にたった1曲「一人で歩いていった猫」が収録されたのみで永らく廃盤であったが、この度ようやく復刻。85年発売から28年もの歳月が流れ、やっと初CD化である。ベスト盤から数えても実に12年。これで難波弘之のてがけたイメージアルバム全3作が出揃ったわけである。難波弘之、SENSE OF WONDERファンとして感無量である。

今回、初めて全ての楽曲を聴いた。
一言で言って「プログレッシヴ・ロック」、である。いつ聴いても全く色あせない美しいメロディと、グルーブ感満載のベースとドラム、きらびやかなキーボード…。複雑でありながらシンプル。シンプルに聴こえながらも奥深い。そして、アルバムの中の1曲だけが目立つというのではなく、アルバムそのものが光を放つ。これこそがプログレッシヴ・ロックなのである。
優れたプログレッシヴ・ロックとは、やはりいつ聴いても色あせず、常に新鮮な音楽であるのだ。過去のプログレッシヴ・ロックと呼ばれたバンドの特徴の上澄みだけをさらって「プログレッシヴ・ロック」という大量生産品用シールを自ら貼り付けて「私はプログレです」と自己主張するだけなら誰だって出来る。そしてそれは”猿真似”と呼ばれるものだ。そこに音楽の鮮度は存在出来ない。
もちろん、本作はそのようなまがいものではない。メロディに説得力がある。音に輝きがある。夢幻の美しさがある。過去にも未来にもとらわれない、悠久の時間がある。だからいついかなる時代に聴いても、その音色は光り輝くのだ。心を打つのだ。28年もの長い年月を隔ててもなお、新鮮に響くのだ。

さて、イメージアルバム3作品の中で、この作品だけが他とちょっと違う色を持っているのだが、それはSENSE OF WONDERでありながら一つもボーカル曲がない点、また一部ギターを使っているという点、さらに原作者である大原まり子本人が作曲、演奏に参加しているという3点である。
SENSE OF WONDERはご存知の通り「ポップ・プログレ」を目指し、複雑怪奇で前衛的にすぎるプログレではなく、かといって聞き流されてしまうようなポップスとも言いがたい、その中間を目指した音楽である。いわば「聞きやすいプログレ」と言ってもいいかもしれない。それがSENSE OF WONDERのボーカル曲によく現れている。
しかし、それゆえにプログレファンからは敬遠され、ポップスファンからは理解されず、なかなか世間をにぎわすこともなく今日に至っている。しかしながら、プログレであろうがポップスであろうが、優れた音楽に素直に耳を傾けることの出来る音楽好きならば、その素晴らしさに気づくと思う。
少々脱線した。
まずSENSE OF WONDERのアルバムで全曲通してボーカル曲が無いというのは珍しい。珍しいというか本作しかない。ゆえに、彼らの演奏の素晴らしさを十分堪能出来るだろう。
ギターを使っているのも非常に珍しい。難波弘之の他作品では決して珍しくはないが、SENSE OF WONDERとなれば話は別である。『真・幻魔大戦』ライナーにて「SENSE OF WONDERはギターレスでやっていく」と書かれてもいる。
だが本作では、2曲目「地球の森の精」、6曲目「アムビヴァレンスの秋」で登場する。「地球の森の精」ではアコースティックギターとエレキギターが登場し、ややピンクフロイド風の楽曲を展開している。「アムビヴァレンスの秋」もややピンクフロイド風の楽曲にオルガン・ハードロックな展開を盛り込んでいる。だが、紛れも無くSENSE OF WONDERである。美しいピアノの音が流れてくると「ああ、難波さんらしいなあ」と思わず微笑んでしまう。ここで、どんどん内省的に暗く沈んで静寂が訪れてしまうとピンクフロイドの模倣になってしまいかねないが、そうはならないところに難波さんらしい美学を感じる。
また、どちらの楽曲も、ギターを入れたからといって終始ギャンギャンギターがうなるわけではなく、やや控えめに、けれど効果的にギターが入ってくる。この引き具合がいかにもSENSE OF WONDERらしい品の良さである。本作がSENSE OF WONDERのバンドとしてのオリジナル作品ではないからこそのギターの使用だったのだろう。あくまで大原まり子の作品を音でイメージするにあたり、必要だったから使用したのだと思われる。
そして、大原まり子の参加である。原作者が参加、となると難波弘之も参加したOVA『女神転生』において、原作者の西谷史が参加していたことを思い出す。
大原まり子の楽曲は全9曲中4曲。約半分である。どれも3分程度の短い楽曲だが、小説とともに聴くと非常に面白い。
文章表現とは全く異なるもう一つの表現として、作家性よりも大原まり子の人間性が現れているように思える。音楽とは文章表現よりももっと直接的に、人間の感覚に訴えてくるものだからである。文章で「私はこういう人間です」といくら書いても書ききれないものが、言葉に出来ない幾多のものが、音楽となって体に流れてくるのである。

『真・幻魔大戦』は壮大、華麗な楽曲が特徴的であり、『グリーン・レクイエム』は美しくも悲しく、暖かな音楽が特徴的であったが、『銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ』は人懐っこいというか、よりポップでいつでも聴きたいような楽曲が特徴的である。それはやはり原作者の手による楽曲とSENSE OF WONDERのポップな性質が上手く融合したおかげであろう。こういうことはあまり、ない。
キングクリムゾン、イエス、ピンクフロイド、EL&P、ジェネシス、PFMのようなとんでもなく大げさな音楽ではない。あくまで”さりげなく凝っている”という日本特有の、引き算の出来た作品である。金庫に大事にしまったり祭壇を作って神様だと祭り上げるような歴史的名盤ではないが、自分にとっては「持っておくといいことあるよ」というぐらいの、いつでも身につけておきたい愛用の小物のような、そんな愛くるしい作品である。

↓本アルバムに収録されている「一人で歩いていった猫」。シンプルながらも美しいメロディに注目して欲しい。これぞプログレ。

Category: プログレッシヴ・ロック

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信長の野望30周年記念CD-BOX購入!!(動画追加) 

お値段12000円ですが、このCD-BOXの価値を考えれば、これははっきり言って安い!!です。

収録作品は、もちろん全て!!当時サウンドウェアシリーズとして発売されたものに加え、今までベスト盤しか出ていなかった嵐世記、蒼天録、天下創世、革新、天道にたくさんの音源を追加し、最新作の創造まで、全て入っています。こりゃ買わないと!で、早速予約して無事届きました。
SFC音源やファミコン音源等のゲーム機音源は一切入っていないので、それは今後に期待しましょう。とはいえあまりに多種多様な機種の音源があるので、それを全て網羅したサントラが出るというのはほとんど期待出来ませんが。

今回のCD-BOXは、光栄もたまにはすっげえ良いことやるんだな、というファンサービスの塊のようなもの。何たって今まで聴きたくても廃盤やらプレミアやらで手に入りづらかった音源、限定版にしか付属していなかった作品も、最新作まで全て入っているのですから。
しかし、やはり何と言っても初期光栄を支えた菅野よう子による信長作品が、こうして全て聴けるようになった、というのが何より嬉しい。その後の山下康介による作品も全て、CD未収録音源も追加して全てCD1枚ごとに分かれて収録されているというのが良いですね。
過去に発売された音源だと、全国版は三国志と併せて収録され、烈風伝と将星録も『信長の野望 究極音盤』に1枚で収録されていました。今回はCDケースこそ二枚組み仕様でそれぞれ2作品ずつ一緒のケースに収められていますが、CDはそれぞれの作品ごとに1枚ずつ収録されています。これは嬉しいですね。
一枚ずつ別ケースだとかなりバカデカいBOXになってしまうので、コンパクトにまとめたのは良い点。それにともなってCDジャケットが一枚のジャケットカードにつき2作品ずつ掲載されているのは少々残念ですが、当時のデザインを使用しており、レイアウトもしっかりと統一感があるのでこれはまあ良いでしょう。
一枚もののジャケットカード裏面には演奏者と作曲者、録音日等が記載されているのも嬉しい点。別冊のブックレットには作詞者と歌詞もちゃんと掲載されています。必要最小限のデータがまとめられており、シンプルな作りながらも満足のいく作りになっています。なんか、久々に光栄らしい商品ですね。手堅い作りというか。作曲者の記載すら無かったサイレントヒルボックスとは全然違いますね。丁寧です。
CDレーベル面の方はそれぞれの作品ごとに当時のジャケットデザインが使用されています。

音質に関しては、当時から非常に良い音質であったので特にリマスター処理を施しているようには聴こえません。どこにもリマスターの記載が無いので、おそらくは当時のCD音源と同じでしょう。しかし、安心出来るレベルです。特別音が小さいというわけでもないので。

嵐世記以降の、限定版に付属していた特典サントラは持っていないのでなんともわかりませんが、今回収録されているものって特典サントラと同じなんでしょうかね。そこだけわかりません。そりゃあ、過去に発売された『信長の野望 至高音盤』よりは大幅に楽曲が追加されていますけど。ライナーにある「CD初収録」っていうのが、特典サントラにも収録されていなかった楽曲なのか、単に『信長の野望 至高音盤』に収録されていない楽曲っていうだけなのか、ちょっとわかりません。
ただ、このBOXに収録されている最新作の『創造』のサントラ(一般発売されていない、限定版に付属しているサントラ)にも「CD初収録」があるので、おそらくは他の作品についても、特典サントラに入っていない楽曲が追加収録されている場合もあるのだろう、と考えられます。
今までのサントラや特典サントラを全て所有しているというつわものには、あまり必要ないBOXかもしれません。しかし、記念ですから。迷わず買えよ買えばわかるさありがとう!!!!シャアコノヤロ。


さあて、それでは一枚一枚、しっかりと聴いていきましょう。


『信長の野望 全国版』

菅野よう子の作曲家としての人生は、ここから始まったと言っていいでしょう。
現在では「なんでも菅野よう子」なんて言われてしまうぐらいに多作で数多くの作風を持っている人ですが、この作品では重厚なフルオケを展開しています。当時のユーザーの度肝を抜いたことでしょう。
やっぱり菅野よう子ってフルオケなんですよ。テクノとかジャズとかじゃなくてフルオケ。私的に菅野よう子ベストワークスは、この信長シリーズとマクロスプラスなので。ブレンパワードとターンAガンダムも好きですけどね。やっぱり信長とマクロスプラス。

現在の無双シリーズ乱発会社としての光栄しか知らない若い世代には、ぜひともこの作品の美しいボーカル曲「蒼い朝」を聴いてもらいたい。新しい世界を夢見て散っていった群雄達の、これはレクイエムです。

また、冒頭の「OVERTURE」のトランペットの勇壮な響きにも注目してもらいたい。今こんな音楽が流れるゲームがどこにあるか?いや、こんな音楽が似合うゲームが、現代に存在し得るのだろうか?手軽な暇つぶしが目的になってしまったような現代のゲームへの警鐘のようにも聴こえてきませんか。
続く「現世夢幻」。信長の果てしない野望を新しい世界への憧れと希望と捉え、どこまでも広がっていく地平線のように壮大に表現しています。
一転して激しい戦闘曲となる「天下攻防」。その後の菅野作品での戦闘曲は、戦火の悲愴感のようなものが感じられる重厚なサウンドが展開されていますが、この作品では大河ドラマのような派手目で勢いを重視したサウンドになっています。
「比叡山燃ゆ」は、1571年の比叡山を焼き討ちにした行為を描いた作品でしょう。
神仏を燃やす冒涜の炎でありながら、そこに絵画的な幻想美を見出したようなきらびやかなサウンドに仕上がっているのが非常に面白い1曲。ヴァイオリンの激しいソロが、信長の激情的な面と荒々しくも力強い炎を表現しているかのようです。
古いものを捨て、新しいものを求める。そう、いにしえの神も仏も、火にかけてしまえば等しく灰になるのです。そして新たな炎が時代を作るのです。
そして「賛歌」。これは何のひねりもなく、直球ストレートでそのまんまな楽曲ですね。なんかスターウォーズみたいな感じです(笑)。『全国版』のサントラの中で、どうもこれだけちょっと浮いてるような感じがします。良い曲ですけどね。で、最後に「蒼い朝」で締めくくり。なんて素晴らしいサントラなんでしょう。
これだけ素晴らしいスコアを提供してくれたんですから、そりゃあその後も起用しますわ、うん。光栄の判断は正しかった。

↓一度も商品化されていない、FC版の音源。こういった機種内蔵音源盤もいずれまとめて出してほしいですね。


↓サウンドウェアの音源が使われたPS版のオープニングムービー。ちょっと怖い。



『信長の野望 戦国群雄伝』
やっぱり今の光栄では考えられない、ボーカル曲の多さが特徴的なサントラ。光栄から発売となった、記念すべき初のサントラです。
8曲中、実に6曲がボーカルモノです。新居昭乃が好きな私にとっては「時の調べ」が大好きで、信長シリーズの中でも彼女の特徴を最大限に活かした、珠玉のボーカル曲だと思います。ゲーム音楽の歴史の中でも、一際輝く名曲のひとつと言っていいでしょう。
新居昭乃ファンなら当然所有しているでしょうけど、もし持っていないのなら、このボーカル曲を聴くためだけでもこのサントラを買う価値はあります。なんたって彼女のアルバムやベスト盤には収録されていないのですから。この菅野よう子&新居昭乃のゴールデンコンビは、菅野よう子がシリーズ担当を終える『天翔記』まで続きます。マクロスプラスでも組んでいますね。本当にこの二人は相性抜群です。菅野よう子&坂本真綾もゴールデンコンビですが、そっちよりも私は好きですね。
ところで「遠い仲間へ」「もうすぐに……」を歌っているシブサワアキラって誰ですかね。シブサワコウとなんか関係が?つまり、シブサワコウ=襟川陽一ということで奥さんの襟川恵子がシブサワアキラ?んなこたないか(笑)。デビューしたての新人歌手の別名義とか。なんにしろわかりません。

↓戦国群雄伝FC版オープニング。渋い……。光栄って昔はこういう会社だったんですよね。それがいまじゃあ…。


↓ウルトラ名曲、新居昭乃の儚いボーカルが素晴らしい「時の調べ」。


↓「時の調べ」のゲーム音源。Windows版かPS版?未プレイ。光栄の歴史シミュレーションっていったら、やっぱりこういう物静かな音楽だというイメージがあります。



『信長の野望 武将風雲録』
完全にミスだと思うのですが、過去に発売されていた『信長の野望 究極音盤』に何故か未収録だったボーカル曲「陽炎」が、本BOXでめでたく収録。なんで入ってなかったのかよくわかりません。
今回のボックス収録の楽曲は『信長の野望 究極音盤』のリマスター音源なのかどうかは不明ですが、まあリマスター前の盤でも音はよかったので、どちらだとしても特に問題なく聴けます。
聴き比べたところ本BOX音源は『~究極音盤』よりちょっと音が小さいので、おそらくはリマスター以前のオリジナルサントラ盤の音源だと思われます。

↓FC版武将風雲録のオープニング。お面が怖い。


↓他の機種版オープニング。PC-88版?X68000版?どれか不明です。やっぱりちょっと怖い。



『信長の野望 覇王伝』
こちらも『~究極音盤』と聞き比べたところ、明らかに『~究極音盤』の方が音がハッキリとしているので、もし『武将風雲録』と『覇王伝』が大好きで、音質にもこだわりたいというのであれば『究極音盤』の購入を検討するのもよいでしょう。『覇王伝』に関しては『究極音盤』に全曲入っていて収録ミスも無いです。

↓シリーズ中、最も好きな『覇王伝』のWindows版、PS版でのオープニング。下手にド派手にしないところが菅野よう子の素晴らしいところ。歴史への浪漫を感じさせます。



『信長の野望 天翔記』
菅野よう子最後の信長作品となった本作は、ワルシャワフィルを起用して壮大、華麗なサウンドを展開しています。「乱世の鷹」などはちょっと宮川先生のようなダイナミックなサウンドに仕上がっていて面白いですね。
余談ですが、この「乱世の鷹」をあの土方隆行氏がインストロックにアレンジした楽曲が存在します。『祭囃子~ゲームトリビュート』というアルバムに収録されています。このアルバムには、他にも聖飢魔Ⅱのルーク篁による、メチャかっこいい弟切草のメインテーマアレンジが収録されていたりして、なかなか面白いアルバムです。

↓Windows版オープニング。大河ドラマっぽい。


↓この動画の10分15秒辺りから、土方隆行アレンジ版の「乱世の鷹」が聴けます。「弟切草」は44分30秒辺りから。どちらもかっこいい仕上がり。


以降の作品は、『天下創世』まで山下康介が担当。実際にゲームをプレイしていないのであんまり思い入れがないんですが(笑)、その楽曲自体は大好きです。全て好きなのですが、特に好きなのはやっぱり『烈風伝』の「烈風いざないて」。燃えますねえ。
『将星録』『烈風伝』で生オケじゃなくなってちょっとさびしい気もしていたんですが、『嵐世記』で再び生オケの迫力が戻ってきていやあよかったよかった。他には『天道』の「途轍無き道」ですかね。さすが織田家のテーマ。気品と迫力が違いますね。この曲を聴いて「信長の野望は外さない!」と確信しました。光栄が他のゲームで外しまくろうとも(笑)、信長の野望シリーズだけは威厳を損なわないサウンドがある!と。だからやったことないシリーズでもCD買っちゃうんですよね。

↓将星録オープニング。


↓烈風伝オープニング。シリーズ初期の頃から比べると、技術の進化とともに映像が派手さを増していっているのがわかりますね。私は初期のちょっと怖い感じの雰囲気が好きですね。


↓嵐世記のオープニング。忍者走らせるのやめれ(笑)。なんか忍者と姫様が出てくると、年末大型時代劇みたいな雰囲気ですね(笑)。


↓蒼天録オープニング。ここまでくるともう完全に大河ドラマ。で、光栄もだんだんアヤシイ方向へと進んで行きます(笑)。


↓天下創世のオープニング。CGによるオープニングムービーが作られるようになってから、なんか城と戦闘場面ばっかですね。やはり派手に映るからなんでしょうけど…。


↓革新オープニング。初めに全国版オープニングのアレンジを使用して渋さを出しておきながら、そこから続くなんかサイバーな雰囲気で一気に台無しに。その後はやっぱり城と戦争。それしかないんかい!(笑)
しかも残念なことに、今回のCDBOXにこの全国版アレンジは未収録。何やってんだよ…。まあいいけど。


↓天道オープニング。やっぱり戦争、城、そして変なカッコの信長(笑)。このカッコ嫌いなんですよね。ダサくて。


↓最新作、創造オープニング。もはや何を目指しているのか全く意味不明です(笑)。無双シリーズとごっちゃになってるような感じさえします。そこはやはりしっかり線引きして欲しいものです。


ということで期待して、最新作『創造』を聴いたんですが…。
菅野よう子、山下康介のビッグネームに連なるにはちょっと足りないかな、と。生オケで豪華で派手ではあるんですけど、なんかレッドクリフ?みたいな感じで。
例えば菅野よう子作品では「静けさ」が特徴的で、山下康介作品では「物々しさ」が特徴的でしたけど、そこへきて『創造』を聴くと、う~ん…。なんというか洋画のサントラを聴いてるみたいで、楽曲に「日本」を感じないんですよね。別に信長じゃなくてもこういう曲ってあるよね、っていう。冒頭の「甦生」で、いやに西洋趣味っぽいな、と思って。
他の楽曲でも日本っぽさを出すためにそれっぽい楽器を使ったりしてますけど、いかんせんメロディに日本を感じない。
普通の音楽としては悪くはないですけど、でも信長って言うには何か違うんじゃないかと。シミュレーションゲームの音楽というよりはアクションゲームっぽい感じもするし。
と思ったら作曲者の大塚正子って無双シリーズやってたんですね。う~ん、そっちとは完全に切り離せなかったのかな。『信長の野望』の世界に完全に合わせるためには期間が短かったのかもしれませんね。開発の事情はわからないのでなんとも言えませんが。

取りあえず、今回のボックスは非常に楽しめました。サントラ持って無い人なら間違いなく買いです。

Category: ゲーム音楽(オケ系)

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バンピートロットを追え 

IREMの大いなる遺産、『ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット』。まだまだ俺たちは続編を待っているぜ!!
PS2史上最高傑作と信じて疑わない人は数知れず(カシマもその一人)。それも全て、素晴らしい歌と音楽のなせるわざ。
かの伝説的名作『マザー』を超えたとも言われる(個人的に言ってるだけです)、珠玉のゲームミュージックの数々。
ボーカルとして参加しているのは、美しく成長を遂げ、歌手としての実力を身につけて帰ってきた、ナディア・ギフォード。
もし、カフェでこんな素敵な音楽たちが流れたら、何時間でもそこにいたくなってしまいますね。

バンピートロットと言ったら珠玉のソングの数々。
そして、この素晴らしい歌の数々を作ったのは、なんと本当のストリート・ミュージシャンである、という衝撃の事実。
そうなのです。ゲーム中、トロット楽団が街の通りで演奏しているように、日々、演奏を続けている本物のストリートミュージシャンが作っているのです。こういうところにこだわりを持っている、というところにIREMらしさを感じずにはいられないのです。

カシマが調べたところ、主題歌「In Your Voice」をてがけたのは、さかいとしゆき(酒井敏之)さんという方で、千葉県市川市で活動されていたようです。市川市の駅前で歌っていたらしいです。
シンガーソングライター、詩人として活動されていたようですが、調べても現在はどういった活動をしているのかわかりませんでした。
以前はイシバシ楽器店のホームページ内のBAND WEBに酒井さんの紹介ページがあって、筆者も見た記憶があります。そこに確か「バンピートロットの主題歌をてがけた」というような記述があったと思うのですが、BAND WEBがサービス終了してしまい、酒井さんのページも見られなくなってしまって、詳細がわからなくなってしまいました。
あと、自力で検索しまくったところ、
→http://passionvegetable.com/index.html
このページの『Pure Wing』というボイスドラマの主題歌の編曲者に酒井敏之さんのお名前があるのですが、本人なのか同姓同名の別人であるのか、不明です。本人だとしてもいつごろの仕事なのか、記載がないので不明です。
また、詩人として書籍『た○しい(たまるしい、と読むようです)~人生は「たのしく」「ただしく」「たましい」こめて』も出されているようです。
情報求む!!

「Impossible」「I cry」「Just shout it out」も、やはり本物のストリートミュージシャンであり、現在も精力的にライブ活動を行っている鎌田純子さんが制作しています。ホームページも存在しているので、ぜひどうぞ。
オフィシャルホームページ→http://kamajun.com/

エンディング曲「See You Later」もストリートミュージシャンでインディーズで活動されていた前田真寿美さん。ホームページはありますが2007年で更新が止まっているので、現在の状況はわかりません。
ホームページ→http://www.sing-mass.com/

おまけ。
製作中止の憂き目にあってしまったバンピートロット2の主題歌、挿入歌をてがけたのはmicchyさんというシンガーソングライター。この人は現在も活動中です。
ホームページ→http://www.geocities.jp/mondaygirlmicchy/a.html
このページのプロフィールページに、記述があります。
以前はUSPホームページにて、このバンピートロット2主題歌、挿入歌の原曲である「ありがとう」「Cry」が収録されたCD『ありがとう』が販売されていたようですが、現在は売り切れ状態で手に入りません。私が知った時には既に遅し。なのでこのCDを持っていません。
彼女のライブに行けばもしかしたら手に入るかも…?ライブで自分のCD手売りすることって多いですしね。
ナディア・ギフォードの歌ったバージョンである「From Me To You」「The Beauty Of」は完全にお蔵入り状態。もし九条さんの会社グランゼーラで開発が再開されれば、これらの楽曲も復活するのかもしれませんが、はてさて。この2曲、東京ゲームショウでのナディア・ギフォードのミニライブで聴きましたが、凄くかっこよかったのでお蔵入りは残念としかいいようがありません。意外にロックっぽい感じだったのを覚えています。開発再開とともに復活するか、そうでなくともいずれ何らかの形で世に出して欲しいものです。

↓バンピートロット2トレイラー。涙無しに見ることは出来ません。


↓東京ゲームショウでのナディアギフォードライブ。私も見に行きました。何回かライブを行っていて、この動画は私が見たときの回では無いですが、曲目は一緒です。ということで私は映っていませんのであしからず。


↓もう一つ、ライブ映像。この衣装の回の時に見に行きました。15分くらい前からずっと待機していて最前列で見ました。私は映っていませんのであしからず。


↓おまけ
絶体絶命都市3のエンディング曲のナディアバージョン。曲名は「FOREVER」。CD化されてねえ!!飯田舞さんのバージョン「キミの隣で…」はCDあります。


ちなみに、『バンピートロット』の海外でのタイトルは『Steambot Chronicles』。『絶体絶命都市』は『Disaster Report』。

Category: ゲーム音楽関連記事

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ロックマンX20周年記念サントラボックス購入 

信長ボックスに続いて、ロックマンXもサントラボックス買いました。以前のロックマンX1~6を収録したボックスも持ってましたが、今回はX1~X8とさらにイレギュラーハンターとか色々入っていたので結局買いました。
で、まあロックマンXは1しかプレイしたことが無いので信長ほど思い入れもありませんので、さらっと書きます。

まず、前回のボックスとの違いですが、全て今回のボックス用に新しく録音しなおしたとのことで、聞き比べてみるとちょっと違います。
例えばX1ですが、前回はスーファミ特有のちょっとざらついた質感のMIXでノイズもちょいと目立ちましたが、今回はより音がクリアになって、ノイズも低減されてます。前回は音量を上げて聴くと音割れするんじゃねえか、っていうようなちょっと危うい音源でしたが、今回は大丈夫です。
で、今回は1作品ごとにCD1枚割り当てられているので、CD枚数12枚。それぞれ薄いCDケースに入っていてジャケットのカード等はなく、ブックレットが一冊入っているのみ。信長ボックスでは各CDに1枚もののジャケットカードと裏ジャケもちゃんと入っていたのでこれはちょっと残念かな。
しかもCD一枚ずつご丁寧にビニル包装されているので、開けるのがすげえめんどくさいです(笑)。信長ボックスはビニル包装されてなくてそのまんまポンと入っていたので楽だったんですけど。

ブックレットはなかなかに豪華。各作曲者等のコメントも入っています。まあでもクラリスディスクさんほどは凝っていませんけど(笑)。あそこまで凝っているのはまずないですね。

音楽に関しては、まあ言うこと無し。何たってロックマンですから、楽曲のかっこよさはあらためて記すまでもないでしょう。
これは買いです。前回のボックスを持ってる意味がほとんどありません。あるとすればブックレットぐらいですかね。
人気作品ですから即売り切れて即廃盤、ということはないと思いますが、欲しい人はさっさと買ってしまいましょう。

Category: ゲーム音楽関連記事

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NHK-FMにて「新世紀”プログレッシヴ・ロックの波”」が放送決定 

NHK-FMにて2014年1月2日~1月5日の4日間に渡って、現在のプログレの状況を紹介する番組が放送されるようです。毎回の放送時間は午後10時から11時の1時間。短い!!プログレ三昧を4日間やれば十分に紹介出来ると思うんですが…いや、それやったらスタッフがぶっ倒れちゃうか(笑)。

各回のテーマはこちら。

第一夜「シンフォニックの大地から」
第二夜「アバンギャルドの行方」
第三夜「女性ボーカルとプログレと民族音楽」
第四夜「プログレ生誕の地 英国。そして日本は今?」

このテーマで1時間っていうのはかなりきついんじゃないかと思います。楽曲紹介するのであれば、かなりカットして一部分だけ紹介するんじゃないかなあ。もしフルなら多くても5曲ぐらいしか紹介出来ないでしょう。それも短いやつ。

個人的に注目しているのはやはり第四夜。日本の今のプログレの状況がやはり気になります。
多分、紅白出場も決まったLinked Horizon辺りは紹介されるんじゃないかなあ。あれをプログレ、と言われて紹介されるのにはかなり抵抗があるんですけどね。あと古参の新月、ノヴェラもやっぱり必要でしょうねえ。
まあ個人的にはそんなバンドどうでもよくて、とにかく我らがケンソーが出てくるかどうかが一番気になるところですね。日本で今も進化し続けていて、なおかつ魅力溢れる音楽を演奏しているプログレッシヴ・ロックバンドって、ケンソーをおいて他に無いと思うので。
ニューアルバムも出ますし、ライブもやるとのことなので、紹介するにはいいタイミングだと思いますけどね。

こういったラジオ番組が企画されるあたり、確かに第二のプログレブームなのかもしれませんね。
来年の初めがちょっと楽しみになってきました。

Category: ラジオ

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ゲーム音楽アレンジ大会「Dwelling Of Duel」 

例のゲーム音楽ラジオ「NoLife-radio」で知ったのですが、海外で様々なジャンルのゲーム音楽をアレンジした大会が月イチで開催されておるようです。イベント名は「Dwelling of Duel」。
日本、海外、新旧問わず、あらゆるゲーム音楽を様々なバンドがアレンジして演奏するという大会のようで、結構な盛り上がりを見せています。順位があるので、コンテスト形式なんでしょうね。
公式サイトもあり、そこで作品を試聴することが出来ます。かなり膨大な数なので、お目当てのゲーム音楽を探すのはかなり骨が折れますが、それぐらい苦労して探し出す価値はあります。非常に良質なバンドアレンジあり、ヘボなアレンジあり、素人ならではの通すぎる選曲ありと、非常に面白いです。
日本国内でもゲーム音楽をアレンジするバンドはたくさん出てきましたが、こういうゲーム音楽のみのイベントって無かったと思います。同人イベントはあるでしょうけど、こうして月イチでジャンルやテーマを決めてそれにそってゲーム音楽をアレンジして発表していく、という活動は国内では聞いたことがないですね。コミケやM3はありますが、ゲーム音楽専門ではありませんし。
国内でもこういうイベントを定期的に開催してもらいたいですね。

さて、そんな面白いイベントの膨大な楽曲の中、わたくしカシマが特に気に入った楽曲をちょっとだけご紹介しましょう。

まずは、いきなりスーパーR-TYPE!!渋いですねえ。国内でもこの曲アレンジしてる人、見たことないです。すっごく良い曲なのにね。サントラすら発売されなかった。
アレンジしているのはSnapplemanというバンド。このバンドは他にも良いアレンジが多いので、注目しています。





もう一つSnapplemanのアレンジで、なんと『がんばれゴエモンでろでろ道中』の楽曲のアレンジ!!これは珍しい。サントラの方は今じゃとんでもねえプレミアついてますね。
これは動画が無かったので、DoDのサイトで聴いてみて下さい。楽曲を聴くには、サイト上部にある「PASTDUELS」をクリックして、2012年の「December-2012-MAG11-Konami vs.Capcom」をクリックして下さい。そこでの2位の楽曲が、それです。非常に素晴らしい出来なので是非聴いてみて下さい。
曲名を右クリックすればmp3形式で保存も出来ちゃいます。

おまけで原曲を。こんな素晴らしい楽曲を再発しない手はないでしょう。コナミは何をやってるんですか。


お次はファミコンの名作中の名作『KAGE』の全曲メドレーアレンジ!!いいとこついてきますねー。アレンジはansgarosというバンドのようです。





お次はアーケード版エリア88のアレンジ!!森林要塞ステージから洞窟ステージの楽曲へと繋げてアレンジしていますねえ。う~ん、上手い!!M-Hというバンドのようですが、これだけクオリティが高いアレンジを手がけているのですから、海外では結構活躍しているバンドなのではないでしょうか。



とにかく膨大な数のゲーム音楽アレンジがあるので、探してみればきっとお気に入りの1曲が見つかるはずです。上に紹介したYoutube動画の説明分にURLがあるので、そこから入ってみて下さい。ゲーム音楽好きにはたまりません。また、ゲーム音楽アレンジをしているサークルの方にもいい参考になると思います。

Category: 海外の話題(ゲームと音楽、ゲーム音楽アレンジなど)

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目覚めよ!熱き双子の龍よ!『Double Dragon Neon』 

XBLAで好評配信中の『Double Dragon Neon』。国内製ではなく海外製でのダブルドラゴンシリーズ最新作なのですが、音楽は旧作のウルトラ熱いアレンジが使用されており、ダブルドラゴンファン必殺必聴!の激熱な仕上がりとなっています。
サントラはBandcampにて配信されており、しかも値段はこちらの言い値!!つまり無料でもダウンロード出来てしまうのです。なんという太っ腹!管理人カシマとしてはもう1億ドル払いたいぐらい、とてつもなく素晴らしい出来で、これをダブルドラゴンアレンジの決定版としてもいいんじゃないでしょうか!?俺がビルゲイツだったらたかが1億ドルぐらい、余裕で払うんだけどなあ。ってかそういう大富豪でゲーム音楽マニヤっているんでしょうかね。聞いたことないな。
この記事を読んでいる方で、自分がゲーム音楽大好き大富豪だ、もしくは知り合いにゲーム音楽大好き大富豪がいる、なんて方は、こういう素晴らしい作曲家がいるってこと、教えてあげて下さいね。そして1億ドル払っといてください(笑)。
ヨタはさておき。
こんな素晴らしいアレンジを手がけたのは、『コントラ デュアルスピリッツ』での活躍も記憶に新しいJake Kaufman氏!!日本ゲーム音楽の真髄を理解している、数少ないジンガイコンポーザーであります!!もう、オーホホホイエー!!!オーマイガアドでジーザスクライシス!ですよ。やってくれちまいやがったぜJake!!

↓これは聴かねばなるまい!あの熱き双子の龍が再び!!ダブルドラゴン兄弟の激闘の始まりを高らかに告げる、アクションゲーム史上屈指の名曲だ!!



どうですか、このかっこよさ!!国内で再びダブルドラゴンが活躍する日を夢見て、今はこの熱き血潮のほとばしる素晴らしいアレンジに身を委ねて、感涙にむせび泣きましょう!!
Youtubeの動画の説明文にダウンロード先のURLがあるので、早速ダウンロードして泣きに泣いて下さい。カシマは号泣しました。てへ。

で、ゲームの方はというと……。
↓これ。


ちょっとショボくね…?まあプレイすれば結構面白いのかもしれませんね。


Category: 海外の話題(ゲームと音楽、ゲーム音楽アレンジなど)

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F-ZERO REDCANYONアレンジした 

3DSのKORG-M01Dにてアレンジ。アレンジというよりはドラムバカスカ追加版といった感じ。

F-ZERO RED CANYONアレンジ

Category: ニコニコ動画投稿履歴

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