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ゲーム音楽これを聴け!

わたしは いだいな ぶとうか。 うわさでは すでで くまを たおしたことになっておる。 しかし じつは てつのつめを つかって いたのだよ。 わっはっは。 ゲーム音楽とプログレ、ジャズロックが中心。ドールも始めました。うちのドールが勝手にツイッターで呟いたりしてますので、そちらもよろしく。

 

2005年3月9日の夢「水ライオン」 

これは僕が小さい時の話。

僕の家は築30年以上の古い住居で、日当たりも悪く室内もじめじめとしていて暗い。
そして、そう大きな家ではないのだが、僕の家にはライオンがいる。
僕の飼っているこのライオンは、僕が生まれる前からこの家にいて、僕とずっと一緒に暮らしている。室内犬ならぬ室内ライオンとして、屋外ではなくて僕の部屋で飼っているのだ。もちろん、食事の時も一緒だ。

彼は、普通知られているライオンよりも一回り小さい。それに―これが最も奇妙なところだけれど―体が透明なのである。姿が見えないわけではない。氷で出来た彫像のような、透き通った体をしているのだ。
いつもはそういう姿をしている。だけど、今僕の目の前にいる彼は、完全に姿が見えなくなっていた。
どうしてだろう?体調が悪いのかな?
…あ、そうか。きっと腹が減っているんだな。
僕は、はたと気が付き、冷蔵庫から肉を一切れ持ってきて、鼻先に持っていってやった。完全に透明なのだが、僕には彼がどこにいるのか、すぐにわかる。ずっと一緒に暮らしているから、気配でわかるのだ。
はぐはぐと音を立てて、うまそうに食べている。そうか、やっぱり腹が減ってたのか。
…しかし、それでも体が元に戻らない。
あれ?じゃあ何だろう?何がいけないのかな?
…そうか!水だ!
洗面器一杯に水を汲み、彼の足元に置いた。
と、途端に勢いよく飲み始める。
すると、彼の足元から徐々にその姿が現れてきた。まず、前足から。続いて後ろ足、尻尾…そして、段々と全身が元通りの綺麗な透明色に変化していった。
なんだ、喉が渇いてたのか。だから体が見えなかったんだ。
これから気をつけないと。
納得して一安心していると、急に電話がかかってきた。
「はい、もしもし」
「あ!お願い!仙台に行って!今すぐに!!」
「え?」
それは僕の母親の声だった。何だか異常なほど切羽詰まっている声だ。
しかし仙台へ行けとはどういうことだ?
その後も何だかわけのわからないことを喚いている内に、今度は父親の声が聞こえてきた。
「もしもし?あとでもう一回話すから、とにかく待っててくれ」
と言って電話を切った。
…わけがわからない。
僕は両親に留守番を頼まれていて、ライオンと一緒に遊んでいたんだけど…。そう言えば両親が何をしにいったのかは、聞いてなかった。

それきり、電話もかかってこないので、僕は不安になってきた。
「ねえ、どうしようか…?どうしたらいい?」
ライオンに聞いてみると、彼は不思議そうに首を振るだけだった。
そりゃそうか…言葉は通じないもんな。
でも、このまま両親の帰りを待っててもつまらないし。
「思い切って仙台に行ってみようかな……」
そう呟くと、ライオンはてくてくと歩いて玄関のところに座った。ちらりと僕を振り返って、玄関の方を見ている。
「あ、そうか。お前に乗っていった方が速いよね」
戸締りをしっかりして、僕は透明なライオンの背にのって、仙台へと向かった。
彼に乗ってみて初めて気がついたんだけど、彼は物凄い速さであらゆる障害物を通り抜けることが出来た。そして、あっという間に夜空まで駆け上がって、僕の住んでいた街が眼下に広がっていた。
これじゃあ、仙台なんてあっという間だなあ…。
もっと夜空を駆け巡りたい…そう思っていた僕は、ちょっと残念に思いながらも、星が煌いている夜空の中を、透明なライオンに乗って走り抜けていった。
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Category: 夢日記

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