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ゲーム音楽これを聴け!

わたしは いだいな ぶとうか。 うわさでは すでで くまを たおしたことになっておる。 しかし じつは てつのつめを つかって いたのだよ。 わっはっは。 ゲーム音楽とプログレ、ジャズロックが中心。ドールも始めました。うちのドールが勝手にツイッターで呟いたりしてますので、そちらもよろしく。

 

KENNEDY最新最強復活アルバム『TRIANGLE MOTION』レビュー 

ついに泉陸奥彦氏&安田隆氏が本気になってプログレ界に凱旋!今年のプログレ界最初の衝撃作です!
今年のプログレ界隈はまだまだこれから超話題作が目白押しなので、これからもうずっと、すっげえ楽しみ楽しみ楽しすぎるぅううううううわお!!!(吠え猿風に)

さて、早速購入しまして即行で聴きまくっているところである『TRIANGLE MOTION』。
コナミのゲーム音楽コンポーザーとして長く活躍している泉陸奥彦氏と、セラピストの道を歩んでいた安田隆氏、両名が本格的にプログレ界に復帰する!!ということで、世のプログレ野郎にとっては大注目の作品となりました。

ここでは、カシマの大好きな泉陸奥彦さんについて、色々語ってみたいと思います。

コナミのギタドラシリーズですっかりお馴染みとなった泉氏ですが、コナミ在籍期間は非常に長く、現在のコナミでは最も古株のコンポーザー。
かつて、コナミの音楽担当部署がコナミ矩形波倶楽部と名乗っていた頃から在籍しており、ルーズベルト泉という名前で参加。
PC作品でのちに様々な機種に移植された人気作であり、小島秀夫の代表作の一つでもある『スナッチャー』や、MSX作品の『SDスナッチャー』、『メタルギア2ソリッドスネーク』、アーケード作品の『T.M.N.T』、『メタモルフィックフォース』、『FIGHTING武術(ウーシュ)』などを手がけていました。

そしてなんと言っても泉陸奥彦の名前を全世界に知らしめた作品が、ギタドラシリーズ。
第一作目の『ギターフリークス』ではほとんどの楽曲をたった一人で作り上げ、その後はコナミの作曲が総力を挙げてオリジナル楽曲を提供するという、ゲーム音楽ファンにとってはまさに夢のようなシリーズとなったのです。
初期のシリーズでは、矩形波リーダーの古川もとあき、コナミの古参、上高治巳(VAP上高、Jimmy Weckl)、サラマンダ2でお馴染みの前田尚紀(エンゾニック前田、NAOKI MAEDA)、グラディウスⅣでおなじみの渡辺篤紀(Atsuki)、サイレントヒルシリーズで世界に知られる山岡晃などなど、胸躍る作曲陣がずらりと並びます。
さらにはS.S.T.BANDの並木晃一までもが参加という、ゲーム音楽ファンにとっては涙ものの作曲者たちが数々の名曲を披露し、シリーズは進んでいきました。

最新のGITADORAシリーズでも泉氏は健在ですが、初期の頃の作曲者たちはほとんどがコナミを退社し、多くの楽曲はコナミの新人コンポーザーたちが手がけており、若手育成の場として発展しています。
そこに、ゲストコンポーザーとして植松伸夫、伊藤賢治、桜庭統がオリジナル楽曲を提供するというサプライズがあったりして、今なお人気の高いシリーズとなっています。
ってかそろそろ福井健一郎さん、どうですかね。アインハンダーギタドラバージョン!とかきたら泣くしかないんですけどねえ。

というわけで、ゲーム音楽コンポーザーとして多大なる貢献のある泉陸奥彦氏ですが、その楽曲は聞いての通り、凶悪なプログレ、ジャズロック、ハードロックの嵐、嵐、嵐。まさにゲームセンター荒らし。
ゲーム音楽界隈に凶悪、激烈なるプログレ楽曲を平気でぶっ放し、ゲーム音楽どころかプログレなんて全然知らない人たちにも、ゲームを通して布教を続けています。
陸奥彦さんは、なんでそんな楽曲ばかり作り続けているのかというと、そこでようやく本題のKENNEDYです。

なんていうんですかね。
陸奥彦さんは、そういうイカれた音楽が身体に染み付いているというんでしょうか。
ギタドラシリーズでのMODEL DDシリーズ楽曲を聴けば一発でわかりますが、陸奥彦さんはああいう楽曲を無限に作り続けることの出来る、生まれながらのプログレマシーンなんですね。
例えばギタドラで、陸奥彦さんの新曲がきたぞ~!!と嬉しくなってプレイしますよね。
で、いざプレイすると
ドゲゲドゲゲドゲドゲスカバカドカドカドドドドドぎゅいーん、ぎゅわーん、ぎょーぎょぎょぎょぎょごごごげげげ。
こんなん演奏出来ねえよ!!→ゲームオーバー
というようなことがギタドラシリーズではよくあります。ドラム演奏などは毎回足が疲れるよ!スティックが飛ぶよ!むしろスティック折れたよ!!

陸奥彦さんは、これが本業なんです。そこでKENNEDYを聴くと、ああなるほどな、と思えるかと。陸奥彦さんのルーツはこっちなんだな、というのが楽曲を聴けばよくわかると思います。
ギタドラシリーズでは時々、民族音楽っぽいのとか普通のハードロックっぽい曲とか作ったりしてますよね。
でもそれは、多彩な音楽を作ることによって、色んな人に音楽を楽しんでもらいたい、という陸奥彦さんのお仕事ぶりがわかる、というだけなんです。
あの人の本業は、激烈、激重、圧殺、狂乱のプログレ楽曲なのです。
陸奥彦さんの真の姿を知りたいのなら、ギタドラ楽曲ではなく、また、コナミから出てるソロアルバムでもなく、このKENNEDYを聴くことをオススメします。

お帰りなさい、泉陸奥彦さん。我々プログレ野郎は、ず~~~っと待ち続けていました。

邪推ですが、もしかしたら今回のニューアルバムは、コナミ退社の布石ではないかと勘ぐっているのですが…。
今後の陸奥彦さんの動向に注目したいと思います。

あ。
この記事、CDレビュー全然してねえじゃん(笑)
まあ一言で言えば
いいから聴けよ!
ということですね。
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Category: プログレッシヴ・ロック

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コメント

ありがとうございます!

レビュー、ありがとうございました!

安田隆(ケネディ) #D.2qH9mg | URL | 2015/03/01 15:22 [edit]

Re: ありがとうございます!

度々コメントを頂きまして、こちらこそどうもありがとうございます!
安田隆さんの今後のご活躍を大いに楽しみにしております!

カシマ #- | URL | 2015/03/02 00:14 [edit]

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