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ゲーム音楽これを聴け!

わたしは いだいな ぶとうか。 うわさでは すでで くまを たおしたことになっておる。 しかし じつは てつのつめを つかって いたのだよ。 わっはっは。 ゲーム音楽とプログレ、ジャズロックが中心。ドールも始めました。うちのドールが勝手にツイッターで呟いたりしてますので、そちらもよろしく。

 

大迫力のフルオケサウンドとパーカッションポコポコサウンド『AFRIKA ORIGINAL SOUNDTRACK』 

PS3の『AFRIKA』のサントラ紹介です。ウチでは珍しいフルオケゲームサントラです。
2008年10月22日発売。税込み価格3150円。
メイキング映像&インタビュー映像、5.1chミックスサラウンドBGM収録のDVDつき。
アマゾン等で検索しやすいように、品番を書いておきます。
品番:COZX-331~2

作曲、編曲は鋒山亘(ほこやま・わたる)。ロサンゼルス在住の作曲家さん。音楽プロデューサーの菊地智敦(きくち・とものぶ)さんと一緒に音楽制作をすることが多いですね。
もちろん、本作『AFRIKA』の音楽プロデュースも手がけています。

菊地智敦さんは数多くのゲームの音楽ディレクターを務めておられる方で、現在は音楽制作会社「株式会社ライトトラックス」の代表取締役。
音楽プロデュースした代表作はゲーム好きでなくとも知っているような有名作品がずらりと並びます。
例えばPS2作品では『ワンダと巨像』(大谷幸)、『SIREN2』(蓜島邦明)、『GRAN TURISMO 4』(安藤まさひろ他)、『ワイルドアームズ4』(なるけみちこ)、『同5』(なるけみちこ)、PS3作品では『ぼくのなつやすみ3』(久保田光太郎)、『白騎士物語』シリーズ(上松範康)、『GRAN TURISMO 5』、『バイオハザード5』、PSPでは『LOCOROCO』(清水信之、足立賢明)、『モンスターハンター2』(甲田雅人、大谷幸、百石元)、PSVITAでは『GRAVITY DAZE』(田中公平)、『SOUL SACRIFICE』(光田康典、鋒山亘)などなど。
元々ソニーで音楽プロデューサーとして活躍されていた方で、ソニー時代には東京パフォーマンスドールや篠原涼子、矢野顕子などを手がけていたみたいです。
2014年にソニーを退社し、2015年に株式会社ライトトラックスを設立。なので、まだ新しい会社です。
菊地さんの会社が手がけた最近作としては、話題となったPS4『人喰いの大鷲トリコ』のプロデュースをてがけていますね。『GRAVITY DAZE 2』も、前作に引き続きプロデュースされています。
菊地さんのプロデュースしたゲーム音楽のタイトルを見ると、どれも非常に良質なものが並んでいるのがわかります。単なる劇伴としてのゲーム音楽ではなくて、音楽としても十分に鑑賞に堪えうる、高品質のものが多いです。
今後もゲーム音楽界での活躍を期待しています。ゲーム音楽希望の星ですね。

さて、鋒山さんはというと、ゲーム音楽ではまだあんまり見かけない若手の作曲家さん。1974年生まれなので、今年で(2017年時点)43歳という、バリバリの働き盛りの年齢です。
作曲、編曲はもちろん、オーケストレーションと指揮も出来る方で、本作『AFRIKA』も全てお一人で手がけておられます。
複数の作曲家が参加しているわけではないので、実質的な鋒山さんのソロ作品と言ってもいいのではないでしょうか。

その音楽はというと、音を聞いてすぐに「アフリカの大地」だと想像出来るような、雄大な自然を感じさせる非常に大らかで明るく、大空へと羽ばたいていくようなメロディの舞う、爽やかなオーケストラ曲です。
まるで大自然を舞台にした、昔ながらの良質の映画サウンドトラックのような、とてもわかりやすく感情移入しやすい音楽となっています。
というのも、鋒山さんの師匠はなんと映画音楽の巨匠、エルマー・バーンスタイン!!映画好きなら知らぬ人はいない、映画音楽界の大巨星です。『荒野の七人』『大脱走』を手がけた人、と言えばいくら映画に疎い人でも聞いたことがあるはず。
鋒山さんは、南カリフォルニア大学大学院で複数の方に師事しておられたそうですが、その中の一人がエルマー・バーンスタインだった、というわけです。
ひえ~~~!映画音楽の超ウルトラエリートコースじゃないですか!!南カリフォルニア大学ってのはよく知らなかったのですが、映画学部は毎年誰か一人はアカデミー賞にノミネートされるという、映画界の超エリート学部なのだそうです。
そんなすげえ大学院でエルマー・バーンスタインに師事って、もうそれだけで雲の上の人のような…。我々凡人とは住む世界が違うんだなあ、と思ってしまいます。

しかし、音楽は誰だって楽めます。当然、我々のような凡人も聴くのですから、そういう多くの人たちにもわかるような、そして感動を与えられるような音楽が作れなければ、プロの映像音楽作曲家とは言えません。
さて、じゃあこの『AFRIKA』はというと…。

明快!!

この一言に尽きますね。これはもう、どんな人にでも自信を持ってオススメ出来ますよ。
特に古き良きサウンドトラックが好きな人なら、この雰囲気は凄く懐かしく思えるんじゃないでしょうか!
映画音楽って、クラシック音楽じゃないんですよ。あくまで映像ありきで、聴いて映画のシーンが思い浮かぶようなもんじゃないと、全然ダメなんです。ゲーム音楽も同じようですけど、ちょっと違います。

ゲーム音楽は繰り返し聴くのが前提ですから、後でサントラを聴くと「あ、あのシーンの音楽だな」っていうのがわかると思いますけど、それはイヤでも繰り返し聴いているから、自然に覚えちゃう、っていうものです。
もちろん、イベントシーンで一回限りの楽曲でも、それがよほど印象的なシーンであれば覚えていると思います。それに関しては映画と同じです。しかし、大半は繰り返し聴くことになる音楽です。
映画の場合は、繰り返し見ることを前提に作っているわけではないですから、一回で印象に残るような、ちょっと大げさな音楽となっているわけです。
昔の映画音楽は、それが濃厚に表れていたわけです。家庭で視聴出来る環境もあまり無かった時代ですし、映画館で見るのが当たり前。だから、一回見ただけでも、凄く印象に残るような音楽が多かった。映画自体も強烈でしたしね。
昨今はソフト化が当たり前ですから、繰り返し見てやっとわかるような複雑な作りでも構わないわけです。だから、音楽もそう印象に残らないことが多いですねえ。
まあこれは私的な見解なんで、そんなことねえよ!と思う人も当然いらっしゃるでしょう。あくまで私が勝手に書いてるだけなので、適当に読み飛ばして下さい。

そして生音!!これです。やっぱり生はいいですねえ。
昨今のゲームにありがちなサンプリング音源や、ハリウッドアクション映画でよく聴かれるような低音ビヨビヨシンセやドコドコ言う機械的なドラムの音とか、そういうのが一切ありません!!
もう生!生!生!そして、スコアが派手派手!!盛り上がるところはこれでもかというぐらい大げさに、思いっきり盛り上げて、不安を感じるような箇所は静かに、緊張感を持って…と、本当にわかりやすい音楽です。
メロディがあるんだかねえんだかよくわからねえ、雰囲気音楽じゃありません。そういう明快なところが、古き良き映画黄金時代の音楽を思い出させます。
弦楽器じゃなくて金管楽器が高らかに鳴り響いたりするところなんて、もう「ああ、20世紀フォックス!」と言いたくなりますね(笑)
特にそれが顕著なのがアルバム最後の楽曲「AFRIKA」。お前はインディジョーンズか!と言いたくなるような、冒険心をくすぐるワクワクしてくるような楽曲となっています。
聴いてると、自然と指揮者のような手振りで聴き入ってしまいますね。素晴らしい。

↓アルバムラストを壮大に締めくくる「AFRIKA」。映画館で映画を見終えた時に、もしこんな素晴らしいエンドロール曲が流れたら、その映画は永遠の名作となるはずです。良い映画って、そういうもんですよね?


いやあ、久しぶりにこういう生オケもので心が洗われた気がします。
しかしまあ、ゲーム音楽らしさ、というのは全く感じませんね。むしろこれは、どこをどう聴いても映画音楽です。それも、古き良き映画音楽。もしかしたらこの『AFRIKA』のサントラは、鋒山さんが映画黄金時代に活躍した数々の名作曲家たちに捧げた一枚なのかもしれません。
だってこれ、どう聴いても映画サントラ好きにはたまらない音楽なんだもの。今やこんな音楽が流れる映画も無いですからねえ。それがまさかゲーム音楽のサントラで聴けるとは…。

ゲーム音楽好きには、『アークザラッド』のオープニングのフルオケ曲とか、モンスターハンターのオープニングのフルオケ曲とかが好きならオススメ出来るかと。しかし、それらの作品よりも映画音楽っぽさが濃厚にあります。
それっぽい、っていうのはつまり、豪華で躍動感のある音楽、っていうんですかね。それと音が分厚いけど綺麗!!ってところですかね。響きがやっぱり美しいです。

古き良き映画サントラが好きなら、絶対にオススメします!!そうそう、これこれ!となると思います。初めて聴くのになんか懐かしい、っていう感じになるかと。

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Category: ゲーム音楽(オケ系)

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