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ゲーム音楽これを聴け!

わたしは いだいな ぶとうか。 うわさでは すでで くまを たおしたことになっておる。 しかし じつは てつのつめを つかって いたのだよ。 わっはっは。 ゲーム音楽とプログレ、ジャズロックが中心。ドールも始めました。うちのドールが勝手にツイッターで呟いたりしてますので、そちらもよろしく。

 

信長の野望30周年記念CD-BOX購入!!(動画追加) 

お値段12000円ですが、このCD-BOXの価値を考えれば、これははっきり言って安い!!です。

収録作品は、もちろん全て!!当時サウンドウェアシリーズとして発売されたものに加え、今までベスト盤しか出ていなかった嵐世記、蒼天録、天下創世、革新、天道にたくさんの音源を追加し、最新作の創造まで、全て入っています。こりゃ買わないと!で、早速予約して無事届きました。
SFC音源やファミコン音源等のゲーム機音源は一切入っていないので、それは今後に期待しましょう。とはいえあまりに多種多様な機種の音源があるので、それを全て網羅したサントラが出るというのはほとんど期待出来ませんが。

今回のCD-BOXは、光栄もたまにはすっげえ良いことやるんだな、というファンサービスの塊のようなもの。何たって今まで聴きたくても廃盤やらプレミアやらで手に入りづらかった音源、限定版にしか付属していなかった作品も、最新作まで全て入っているのですから。
しかし、やはり何と言っても初期光栄を支えた菅野よう子による信長作品が、こうして全て聴けるようになった、というのが何より嬉しい。その後の山下康介による作品も全て、CD未収録音源も追加して全てCD1枚ごとに分かれて収録されているというのが良いですね。
過去に発売された音源だと、全国版は三国志と併せて収録され、烈風伝と将星録も『信長の野望 究極音盤』に1枚で収録されていました。今回はCDケースこそ二枚組み仕様でそれぞれ2作品ずつ一緒のケースに収められていますが、CDはそれぞれの作品ごとに1枚ずつ収録されています。これは嬉しいですね。
一枚ずつ別ケースだとかなりバカデカいBOXになってしまうので、コンパクトにまとめたのは良い点。それにともなってCDジャケットが一枚のジャケットカードにつき2作品ずつ掲載されているのは少々残念ですが、当時のデザインを使用しており、レイアウトもしっかりと統一感があるのでこれはまあ良いでしょう。
一枚もののジャケットカード裏面には演奏者と作曲者、録音日等が記載されているのも嬉しい点。別冊のブックレットには作詞者と歌詞もちゃんと掲載されています。必要最小限のデータがまとめられており、シンプルな作りながらも満足のいく作りになっています。なんか、久々に光栄らしい商品ですね。手堅い作りというか。作曲者の記載すら無かったサイレントヒルボックスとは全然違いますね。丁寧です。
CDレーベル面の方はそれぞれの作品ごとに当時のジャケットデザインが使用されています。

音質に関しては、当時から非常に良い音質であったので特にリマスター処理を施しているようには聴こえません。どこにもリマスターの記載が無いので、おそらくは当時のCD音源と同じでしょう。しかし、安心出来るレベルです。特別音が小さいというわけでもないので。

嵐世記以降の、限定版に付属していた特典サントラは持っていないのでなんともわかりませんが、今回収録されているものって特典サントラと同じなんでしょうかね。そこだけわかりません。そりゃあ、過去に発売された『信長の野望 至高音盤』よりは大幅に楽曲が追加されていますけど。ライナーにある「CD初収録」っていうのが、特典サントラにも収録されていなかった楽曲なのか、単に『信長の野望 至高音盤』に収録されていない楽曲っていうだけなのか、ちょっとわかりません。
ただ、このBOXに収録されている最新作の『創造』のサントラ(一般発売されていない、限定版に付属しているサントラ)にも「CD初収録」があるので、おそらくは他の作品についても、特典サントラに入っていない楽曲が追加収録されている場合もあるのだろう、と考えられます。
今までのサントラや特典サントラを全て所有しているというつわものには、あまり必要ないBOXかもしれません。しかし、記念ですから。迷わず買えよ買えばわかるさありがとう!!!!シャアコノヤロ。


さあて、それでは一枚一枚、しっかりと聴いていきましょう。


『信長の野望 全国版』

菅野よう子の作曲家としての人生は、ここから始まったと言っていいでしょう。
現在では「なんでも菅野よう子」なんて言われてしまうぐらいに多作で数多くの作風を持っている人ですが、この作品では重厚なフルオケを展開しています。当時のユーザーの度肝を抜いたことでしょう。
やっぱり菅野よう子ってフルオケなんですよ。テクノとかジャズとかじゃなくてフルオケ。私的に菅野よう子ベストワークスは、この信長シリーズとマクロスプラスなので。ブレンパワードとターンAガンダムも好きですけどね。やっぱり信長とマクロスプラス。

現在の無双シリーズ乱発会社としての光栄しか知らない若い世代には、ぜひともこの作品の美しいボーカル曲「蒼い朝」を聴いてもらいたい。新しい世界を夢見て散っていった群雄達の、これはレクイエムです。

また、冒頭の「OVERTURE」のトランペットの勇壮な響きにも注目してもらいたい。今こんな音楽が流れるゲームがどこにあるか?いや、こんな音楽が似合うゲームが、現代に存在し得るのだろうか?手軽な暇つぶしが目的になってしまったような現代のゲームへの警鐘のようにも聴こえてきませんか。
続く「現世夢幻」。信長の果てしない野望を新しい世界への憧れと希望と捉え、どこまでも広がっていく地平線のように壮大に表現しています。
一転して激しい戦闘曲となる「天下攻防」。その後の菅野作品での戦闘曲は、戦火の悲愴感のようなものが感じられる重厚なサウンドが展開されていますが、この作品では大河ドラマのような派手目で勢いを重視したサウンドになっています。
「比叡山燃ゆ」は、1571年の比叡山を焼き討ちにした行為を描いた作品でしょう。
神仏を燃やす冒涜の炎でありながら、そこに絵画的な幻想美を見出したようなきらびやかなサウンドに仕上がっているのが非常に面白い1曲。ヴァイオリンの激しいソロが、信長の激情的な面と荒々しくも力強い炎を表現しているかのようです。
古いものを捨て、新しいものを求める。そう、いにしえの神も仏も、火にかけてしまえば等しく灰になるのです。そして新たな炎が時代を作るのです。
そして「賛歌」。これは何のひねりもなく、直球ストレートでそのまんまな楽曲ですね。なんかスターウォーズみたいな感じです(笑)。『全国版』のサントラの中で、どうもこれだけちょっと浮いてるような感じがします。良い曲ですけどね。で、最後に「蒼い朝」で締めくくり。なんて素晴らしいサントラなんでしょう。
これだけ素晴らしいスコアを提供してくれたんですから、そりゃあその後も起用しますわ、うん。光栄の判断は正しかった。

↓一度も商品化されていない、FC版の音源。こういった機種内蔵音源盤もいずれまとめて出してほしいですね。


↓サウンドウェアの音源が使われたPS版のオープニングムービー。ちょっと怖い。



『信長の野望 戦国群雄伝』
やっぱり今の光栄では考えられない、ボーカル曲の多さが特徴的なサントラ。光栄から発売となった、記念すべき初のサントラです。
8曲中、実に6曲がボーカルモノです。新居昭乃が好きな私にとっては「時の調べ」が大好きで、信長シリーズの中でも彼女の特徴を最大限に活かした、珠玉のボーカル曲だと思います。ゲーム音楽の歴史の中でも、一際輝く名曲のひとつと言っていいでしょう。
新居昭乃ファンなら当然所有しているでしょうけど、もし持っていないのなら、このボーカル曲を聴くためだけでもこのサントラを買う価値はあります。なんたって彼女のアルバムやベスト盤には収録されていないのですから。この菅野よう子&新居昭乃のゴールデンコンビは、菅野よう子がシリーズ担当を終える『天翔記』まで続きます。マクロスプラスでも組んでいますね。本当にこの二人は相性抜群です。菅野よう子&坂本真綾もゴールデンコンビですが、そっちよりも私は好きですね。
ところで「遠い仲間へ」「もうすぐに……」を歌っているシブサワアキラって誰ですかね。シブサワコウとなんか関係が?つまり、シブサワコウ=襟川陽一ということで奥さんの襟川恵子がシブサワアキラ?んなこたないか(笑)。デビューしたての新人歌手の別名義とか。なんにしろわかりません。

↓戦国群雄伝FC版オープニング。渋い……。光栄って昔はこういう会社だったんですよね。それがいまじゃあ…。


↓ウルトラ名曲、新居昭乃の儚いボーカルが素晴らしい「時の調べ」。


↓「時の調べ」のゲーム音源。Windows版かPS版?未プレイ。光栄の歴史シミュレーションっていったら、やっぱりこういう物静かな音楽だというイメージがあります。



『信長の野望 武将風雲録』
完全にミスだと思うのですが、過去に発売されていた『信長の野望 究極音盤』に何故か未収録だったボーカル曲「陽炎」が、本BOXでめでたく収録。なんで入ってなかったのかよくわかりません。
今回のボックス収録の楽曲は『信長の野望 究極音盤』のリマスター音源なのかどうかは不明ですが、まあリマスター前の盤でも音はよかったので、どちらだとしても特に問題なく聴けます。
聴き比べたところ本BOX音源は『~究極音盤』よりちょっと音が小さいので、おそらくはリマスター以前のオリジナルサントラ盤の音源だと思われます。

↓FC版武将風雲録のオープニング。お面が怖い。


↓他の機種版オープニング。PC-88版?X68000版?どれか不明です。やっぱりちょっと怖い。



『信長の野望 覇王伝』
こちらも『~究極音盤』と聞き比べたところ、明らかに『~究極音盤』の方が音がハッキリとしているので、もし『武将風雲録』と『覇王伝』が大好きで、音質にもこだわりたいというのであれば『究極音盤』の購入を検討するのもよいでしょう。『覇王伝』に関しては『究極音盤』に全曲入っていて収録ミスも無いです。

↓シリーズ中、最も好きな『覇王伝』のWindows版、PS版でのオープニング。下手にド派手にしないところが菅野よう子の素晴らしいところ。歴史への浪漫を感じさせます。



『信長の野望 天翔記』
菅野よう子最後の信長作品となった本作は、ワルシャワフィルを起用して壮大、華麗なサウンドを展開しています。「乱世の鷹」などはちょっと宮川先生のようなダイナミックなサウンドに仕上がっていて面白いですね。
余談ですが、この「乱世の鷹」をあの土方隆行氏がインストロックにアレンジした楽曲が存在します。『祭囃子~ゲームトリビュート』というアルバムに収録されています。このアルバムには、他にも聖飢魔Ⅱのルーク篁による、メチャかっこいい弟切草のメインテーマアレンジが収録されていたりして、なかなか面白いアルバムです。

↓Windows版オープニング。大河ドラマっぽい。


↓この動画の10分15秒辺りから、土方隆行アレンジ版の「乱世の鷹」が聴けます。「弟切草」は44分30秒辺りから。どちらもかっこいい仕上がり。


以降の作品は、『天下創世』まで山下康介が担当。実際にゲームをプレイしていないのであんまり思い入れがないんですが(笑)、その楽曲自体は大好きです。全て好きなのですが、特に好きなのはやっぱり『烈風伝』の「烈風いざないて」。燃えますねえ。
『将星録』『烈風伝』で生オケじゃなくなってちょっとさびしい気もしていたんですが、『嵐世記』で再び生オケの迫力が戻ってきていやあよかったよかった。他には『天道』の「途轍無き道」ですかね。さすが織田家のテーマ。気品と迫力が違いますね。この曲を聴いて「信長の野望は外さない!」と確信しました。光栄が他のゲームで外しまくろうとも(笑)、信長の野望シリーズだけは威厳を損なわないサウンドがある!と。だからやったことないシリーズでもCD買っちゃうんですよね。

↓将星録オープニング。


↓烈風伝オープニング。シリーズ初期の頃から比べると、技術の進化とともに映像が派手さを増していっているのがわかりますね。私は初期のちょっと怖い感じの雰囲気が好きですね。


↓嵐世記のオープニング。忍者走らせるのやめれ(笑)。なんか忍者と姫様が出てくると、年末大型時代劇みたいな雰囲気ですね(笑)。


↓蒼天録オープニング。ここまでくるともう完全に大河ドラマ。で、光栄もだんだんアヤシイ方向へと進んで行きます(笑)。


↓天下創世のオープニング。CGによるオープニングムービーが作られるようになってから、なんか城と戦闘場面ばっかですね。やはり派手に映るからなんでしょうけど…。


↓革新オープニング。初めに全国版オープニングのアレンジを使用して渋さを出しておきながら、そこから続くなんかサイバーな雰囲気で一気に台無しに。その後はやっぱり城と戦争。それしかないんかい!(笑)
しかも残念なことに、今回のCDBOXにこの全国版アレンジは未収録。何やってんだよ…。まあいいけど。


↓天道オープニング。やっぱり戦争、城、そして変なカッコの信長(笑)。このカッコ嫌いなんですよね。ダサくて。


↓最新作、創造オープニング。もはや何を目指しているのか全く意味不明です(笑)。無双シリーズとごっちゃになってるような感じさえします。そこはやはりしっかり線引きして欲しいものです。


ということで期待して、最新作『創造』を聴いたんですが…。
菅野よう子、山下康介のビッグネームに連なるにはちょっと足りないかな、と。生オケで豪華で派手ではあるんですけど、なんかレッドクリフ?みたいな感じで。
例えば菅野よう子作品では「静けさ」が特徴的で、山下康介作品では「物々しさ」が特徴的でしたけど、そこへきて『創造』を聴くと、う~ん…。なんというか洋画のサントラを聴いてるみたいで、楽曲に「日本」を感じないんですよね。別に信長じゃなくてもこういう曲ってあるよね、っていう。冒頭の「甦生」で、いやに西洋趣味っぽいな、と思って。
他の楽曲でも日本っぽさを出すためにそれっぽい楽器を使ったりしてますけど、いかんせんメロディに日本を感じない。
普通の音楽としては悪くはないですけど、でも信長って言うには何か違うんじゃないかと。シミュレーションゲームの音楽というよりはアクションゲームっぽい感じもするし。
と思ったら作曲者の大塚正子って無双シリーズやってたんですね。う~ん、そっちとは完全に切り離せなかったのかな。『信長の野望』の世界に完全に合わせるためには期間が短かったのかもしれませんね。開発の事情はわからないのでなんとも言えませんが。

取りあえず、今回のボックスは非常に楽しめました。サントラ持って無い人なら間違いなく買いです。
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Category: ゲーム音楽(オケ系)

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コメント

楽しく読ませていただきました。
お願いがあるのですが、
「信長の野望」 30周年記念CD-BOXのCDジャケットのジャケットカード裏面の画像を全て見せて頂けないでしょうか?
どうか宜しくお願いします。

Timber_wolf1984 #- | URL | 2014/09/23 22:38 [edit]

ご訪問ありがとうございます。

ジャケットカードの裏面全て、ということでしたが基本的に作りは全て同じなので、代表として「全国版&戦国群雄伝」のものを掲載することにして、別の記事にしておきました。
こちらの記事に貼ると動画が多くて見づらいと思ったので。

それとついでなので、ボックスの外見とか内容物も一緒に掲載しておきました。
他にもお知りになりたい内容があればコメント下さい。いくらでも追加しますんで。

カシマ #- | URL | 2014/09/24 04:37 [edit]

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